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笑傲江湖

笑傲江湖

『スウォーズマン』の元ネタ(あえて原作とは書きません(笑))でもある、金庸の武侠小説の中でも名作の名が高い『秘曲 笑傲江湖』を、中国中央電視台がテレビドラマ化した全40話の大河ドラマです。



明の時代あたりと思われる頃、武林と呼ばれる武術界では五嶽剣派と呼ばれる剣術派を始めとして少林派などを含めた正派が活躍する中、魔教と呼ばれる日月神教が邪派として勢力を持ってきます。そんな時、当時の警備保険運送業を営んでいた福威[金票]局が襲われて、大旦那とその家族は誘拐されます。実はそこにあったと言われる「辟邪剣譜」が狙われていたのでした。五嶽剣派のひとつ、華山派の一番弟子である酒好きの痛快な青年・令狐冲はその事件をきっかけに、やがて武林全体を揺るがす大事態にかかわっていきます・・・・・・。

原作の『秘曲 笑傲江湖』も300ページ以上の単行本7冊という非常に読み応えのある大作ですが、とにかく次から次に大きな事件がおきて、また超個性派の登場人物が大勢これでもか、これでもか、という具合に出てきて油断している暇がありません(笑)。ドラマの方も45分超×40話という結構なボリュームですので、いくらかちょこちょこと原作を変えている部分はあるとはいえ結構なボリュームで迫ってきますが、ハマると面白くて次から次に続きを見て眠る暇がない結果に(苦笑)。『射[周鳥]英雄伝』の2年前の作品ですので映像や作り方などの全体の完成度はちょっと劣るかもしれませんが、元の話の面白さもあって飽きさせてくれませんでした。

主人公の令狐冲は『射[周鳥]英雄伝』でも郭靖を演じている李亜鵬(リー・ヤーポン)。最初は見た感じイメージ的にどうかなと思ったのですが、結構ハマってました。また、『辟邪剣譜』をマスターするあのおふたりも、マスター前とマスター後の演技がなかなか熱演です(苦笑)。その他の登場人物もかなり原作を読んだイメージに近い感じです。恒山派の方々は『少林サッカー』のムイと違って、皆さん、演技のためにちゃんと実際に剃髪されていたみたいです。脱帽です。桃谷六仙は実際に画面に出てくると、うるさすぎてかないませんでしたが(笑)。

音楽が中のひとつのテーマになっているドラマですが、『さらば、わが愛 覇王別姫』などの音楽を手がけた趙季平(チャオ・チーピン)が担当しています。ポイントポイントで歌ものが入ったりして、割と好きです。サウンド・トラック盤も出ていたので買ってしまいました。『射[周鳥]英雄伝』や『天龍八部』も出ないかなあ。

DVD自体は字幕固定で中国語音声のみなのですが、この10月から衛星放送のチャンネルNECOでオリジナル吹替えで放映するそうで、見ることが出来る方には楽しみではないでしょうか。チャンネルNECOの特設サイトも既に表紙だけはできているみたいです。DVDを出しているM3エンターテイメントのサイトにも予告編と画像などがありますが、非常に音がうるさいサイトなので注意してください(笑)。

実はドラマを見た後に、『スウォーズマン 剣士列伝』『スウォーズマン 女神伝説の章』『スウォーズマン 女神復活の章』を一気に続けてまた見てしまいました。まったく話があさってに行ったりニンジャが出たりしてトンデモ別作品になっている映画ですが、これはまたこれでまた面白い傑作だと改めて思います。


【笑傲江湖(笑傲江湖) 2001年 中国】
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by santapapa | 2005-09-10 23:54 | 海外テレビドラマ
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