チキンラン

チキンラン

兵法三十六計といって戦術は36通りあっても、世の中には逃げるのが一番の解決方法である場合もある訳です。例えば、明日にも食べられちゃうような時とか・・・・・・。



トゥイーディー夫妻の養鶏場では卵を3日間産めなかったニワトリは食用にされてしまうことになっています。何度となくニワトリたちは脱走を試みましたが、失敗に終わっています。毎日毎日卵を産んでいつかは食用になってしまう、そんな生活に悲観したメスのジンジャーは、仲間全員の脱出が出来ないものかと思案します。サーカスから脱走してきたニワトリのロッキーを出会い、彼が飛べるのを知ったジンジャーは脱走のために飛行訓練をせがみます。そんな時、トゥイーディー夫妻は不採算の養鶏業をチキンパイ作りに切り替える計画をしていました・・・・・・

『ウォレスとグルミット』シリーズのニック・パークが監督したクレイ・アニメの長編映画です。クレイ・アニメの質感はすごく好きで、ピーター・ガブリエルの「スレッジ・ハンマー」のPVや、『宇宙船レッド・ドワーフ号』の1エピソードで、途中登場人物がクレイ・アニメになるところなどはすごく印象に残ってます。手間隙はすごくかかるのでしょうが、「目においしい」感じがするのですよ。

鳥が逃げるというと年配にはワーナー・ブラザーズのコヨーテがロードランナーを追っかけるアニメーションを思い出しますが、生死を賭けて逃げるのを面白おかしく描くのもまた、映画の永遠のテーマなのかもしれませんね。

脱走を企てるニワトリたちの軽妙洒脱な会話がなかなか楽しいです。先に映画『大脱走』を観ていると、意識している部分があるので面白さが倍増するのではないでしょうか。

ちなみに逃げると言うことで好きだった短編は、筒井康隆の「走る取的」。一度悪夢に見たぐらい印象に残りました。


【チキンラン(Chicken Run) 2000年 UK】
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by santapapa | 2004-11-10 23:49 | 洋画一般
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