アンドロメダ・・・

アンドロメダ・・・

女性4人グループSPEEDが出ている私的トホホ映画『アンドロメディア』ではありません。30年前にマイケル・クライトンの原作「アンドロメダ病原体」を映画化した作品です。



人工衛星がニュー・メキシコの村に落下したので陸軍が回収に向かいますが、住民は原因不明の現象でほんんどが死亡していました。さらにそれを伝えた陸軍の兵士たちからの連絡も途絶えます。尋常ではない状況に政府は非常体制を発令、最高権威である4人の科学者を集めます。現地を調べたところ、村人は血液を粉末状に凝固させてしまう宇宙からきた細菌であることがわかり、また赤ん坊と酒好きの老人だけが生き残っていました。2人の生存者を頼りに、4人の科学者はアンドロメダ病原体と名づけられたその細菌の撲滅方法を、地下研究所で探ります。もしその細菌が漏れるようなことがあれば治療法もなく人類の破滅は必至ですので、汚染が一定レベルを超すと研究所は核で自爆するということに。はたして、科学者たちは細菌の撲滅方法を発見できるのか・・・・・・。

設定は地味ですし、ドキュメンタリー・タッチの映像、30年前の最新科学を元にしているだけにさすがに今見ると古さを感じさせる部分は多々あります。しかしまた、ロバート・ワイズ監督の演出で今なお圧倒的な緊迫感をもった映画です。前半は謎の細菌の正体がわからない不気味さ、そして後半では刻々と迫る危機との戦いと淡々と見せるようで細やかな演出で見せてくれます。ありえそうなリアリズムを感じさせてくれるところがうまいところです。現在でも現実に充分起こりうる設定でもありますね。

原作のマイケル・クライトンは最近では『ジュラシック・パーク』などで有名ですが、医学博士号をもち、医学部在学中に書いた処女作がアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞を受賞しています。「アンドロメダ病原体」はクライトンの得意とする分野でもあり、小説は当時ベスト・セラーにもなりました。


【アンドロメダ・・・(The Andromeda Strain) 1971年 USA】
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by santapapa | 2004-11-01 22:11 | 洋画一般
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