ガメラ対宇宙怪獣バイラス

ガメラ対宇宙怪獣バイラス

前年の『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』に続く昭和ガメラ・シリーズ第4作目。『ガメラ対大悪獣ギロン』『ガメラ対深海怪獣ジグラ』等、これ以降のガメラ・シリーズの元になる転換期の作品です。



宇宙の彼方から地球目指してやってくる宇宙船。それはバイラス人の宇宙船で地球を征服にやってきたのですが、そこに現れたガメラによって破壊されました。日本ではボーイスカウトのキャンプで仲良しの中谷正夫(高塚徹)とジム・モーガン(カール・クレイク)が、小型潜水艇で潜航している最中に海底でガメラに出会います。ところがそこにバイラス人の次の宇宙船が到来、スーパーキャッチ光線でガメラと潜航艇を捕獲。ガメラは必死に力を振り絞り、正夫とジムの乗った潜航艇をスーパーキャッチ光線の中から逃がします。ガメラの弱点を知ったバイラス人はガメラに脳波コントロール装置をつけて操ると都市を破壊、正夫とジムを人質に取って国際連合に降伏を迫ります・・・・・・。

ガメラ・シリーズ初の宇宙怪獣、イカ系怪獣のバイラスの登場です。それまでの怪獣とはちょっと違った造型と、悪そうな目が恐い怪獣でした。前作まで以上にもガメラのスプラッタ度が増しているので(苦笑)、見ていて「痛そう」と思った記憶が鮮明に残っています。またバイラス人の宇宙船の造型もモダンでよかったですね。色合いが黄と黒の工事現場のロープだか、阪神タイガース色だかなのはちょっと疑問ですけど(笑)。

この作品は前作のヒットがあったのもかかわらず御家の事情で予算が大幅に削減されたそうで、過去フィルムの使いまわしはそういった大人の事情が絡んでいるそうで。湯浅監督もこの映画が最後で、まさかその後も続くとは思っていなかったそうです。ガメラが子供の味方だと明確にされたり、日本人と外国人の子供のコンビを話の中心に据えたり、ガメラ・マーチ(製作エピソードはこちら)が流れるようになったのもこの作品からで、その後も路線を継承していることから大きなターニング・ポイントになった映画でもあるみたいです。


【ガメラ対宇宙怪獣バイラス 1968年 日本】
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by santapapa | 2006-08-06 23:51 | 邦画
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