ガメラ創世記 映画監督・湯浅憲明

ガメラ創世記 -映画監督・湯浅憲明-

一昨年(2004年)の6月にお亡くなりになった湯浅憲明監督。その生前に唐沢俊一がインタビューをしてまとめたものが1995年に出版された『ガメラを創った男 評伝 映画監督・湯浅憲明』ですが、この春にその本を改訂してエンターブレインから出されたのが『ガメラ創世記 映画監督・湯浅憲明』です。両書籍共に出された時期に事情を感じたりしますけど(笑)、内容は実に面白くガメラ・ファンには読み応えのある本です。

ご存知の方も多いとは思いますが、湯浅憲明は昭和ガメラ・シリーズのすべての作品にスタッフとして参加しています。この本では映画の世界に入った時から、大映での出来事、ガメラのことについてなど、多くの面白いエピソードが語られています。このあたり、「時代」を生きてきた人の生の声だなと思いますね。各作品の詳細なデータもあり、面白いのが『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』と『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』の紙上ビデオ・コメンタリー。映画をよく見て知っているだけに、読みながら場面が眼に浮かぶこと浮かぶこと。

一番印象に残ったエピソードは、ガメラ・マーチについて(笑)。

オープニングで主題歌が流れるようになったのもこのバイラスからですね。永田専務の作詞ですよ。もうはりきって会議室から出て来てね。みんなに、「オイ、ガメラの歌ができたから、みんな聞け!」と言って、「ガメラ、ガメラ、強いぞガメラ・・・・・・」と朗読するんです。
そしたら専務ですからね、みんな拍手しないわけにはいかないじゃないですか。そしたら、
「湯浅くん、みんなが感激して、いいと言ってたから、これを使ってくれ!」って(笑)。
で、広瀬(健次郎)さんに作曲してもらってレコーディングするんですよ。あれ、「大映児童合唱団」って書いてますがウソでね、そんなものないんですよ。そこらの子を集めてきて歌わせたんです(笑)。
でも、聞いているうちにこれ、覚えちゃうようないいメロディーですよね。

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by santapapa | 2006-07-03 23:58 | 映画本
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