カサブランカ

カサブランカ

もはや何の説明の必要もないぐらいの映画史上でも最もよく知られている映画のひとつ。



ということでストーリー紹介も省略。第二次世界大戦初期にフランス領だったモロッコで、ナチス・ドイツを絡めたシンプルなドラマ。そのシンプルなストレートさが今も残る物語になっている秘訣でしょう。後にいろんな形で応用やパロディをされるのも、その受け入れやすいドラマ性が大きく関与していることは間違いありません。私が印象に残っているのは、イギリスのSFドラマ『宇宙船レッド・ドワーフ号』の第19話「不思議な恋の"カサブランカ"」で、これはかなり笑えた秀作。そしてストーリーの骨子はそのままに設定を未来に男女の役どころを入替えたのが、パメラ・アンダーソン・リー姉御が活躍する『バーブ・ワイヤー ブロンド美女戦記』でした。

劇中での印象的な曲でジャズのスタンダードにもなっている「As time goes by」は、この映画の11年前にハーマン・ハプフェルドがブロードウェイの舞台『Everybody’s Welcome』のために作ってヒットさせた曲なのだそうです。そういえば沢田研二が一時期『カサブランカ』をベースにした路線を打ち出していた時期もありましたね。

この映画での「名セリフ」は結構実生活では応用が効きにくく浮いてしまうのがオチですが(笑)、セリフのみならずその行動にハードボイルドのにおいがするところが心をくすぐるのでしょう。身もフタもない言い方をすると、「過去を引きずる軟弱さを心に持った男のやせがまん」(苦笑)。実際、私などはそのあたりの「美学」に惹かれてしまうのですな。で、ハンフリー・ボガートの100分の1もかっこよくないのに、その美学に酔いながらライフ・スタイルに取り入れようとしちゃったりするのです。さあ、笑わば笑え(苦笑)。


【カサブランカ(CASABLANCA) 1942年 USA】
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by santapapa | 2006-06-20 23:09 | 洋画一般
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