キラークラウン

キラークラウン

『チーム★アメリカ/ワールドポリス』の特撮や『クリッター』、『クリッター2』の美術を担当したチャールズ、エドワード、スティーヴンのキオド兄弟。彼らが20年近く前に製作、そして監督・脚本を担当したB級映画好きには伝説の映画(笑)が『キラークラウン』。なにせ原題からして『KILLER KLOWNS FROM OUTER SPACE(=外宇宙から来た殺人ピエロ)』で、文字通りどこから見てもピエロそっくりの宇宙人が地球を襲いに来るのです(笑)。例によってUSAの田舎町だったりすんですけど(笑)。「そんなばかな!」と思って気色ばむ人は、まずこの映画は見ない方が無難です(笑)。



片田舎の平和な町で晴れた夜、深夜のデートをしていたマイク(グラント・クレイマー)とデビー(スザンヌ・シュナイダー)。突然巨大な流れ星が飛んできて郊外に落下します。老人と犬がいち早く現地へ行くと、そこには大きなサーカスのテントが。そして老人と犬は何者かに襲われます。車で流れ星の落下点に向かったマイクとデビーもそこで大きなサーカスのテントを見つけます。不思議に思った二人がその中に入ると、中は広く地下深くまで続くような巨大な機械が。そして、巨大なピンクのワタアメに包まれて死んでいる人を見つけます。そこに現れたのが怪しいピエロ。ピエロは2人を見つけるといきなり銃で撃ってきます。なぜかポップコーンが飛び出すのですけど(笑)。襲ってくるピエロたちを振り切ったマイクとデビーは警察に駆け込むと、「殺人ピエロがポップコーンの銃を撃って襲ってくる!!」と訴えますが、なんと誰も信じてくれないのです(そりゃ、そうだ(苦笑))・・・・・・。

今までにも宇宙人の地球侵略モノの映画は数多くありましたが、ピエロそっくりの宇宙人というのは他に知りません(笑)。盲点でした、というよりは誰もそんなのを宇宙人に設定しませんですわな(苦笑)。タイトルや設定から想像できるように、チープな味が香ばしいB級SFホラーです。全編シリアスに作っているところがコメディになっているのは、かなり狙ってのことでしょうけど。

宇宙人がピエロそっくりという発想も発想ですが、人をピンクのワタアメに包んでしまうのは序の口で、ポップコーン銃で人を撃ったり、影絵で人を襲ったり、ジェット風船を結んで犬を作ったり、死んだ人を腹話術に使ったりと、徹底的にピエロにこだわってます(笑)。パイ投げもありましたな。なにせ「大昔に地球に来てたのがピエロのルーツだ」なんて話も出てくるのですから、そうだと納得するしかありません(笑)。そして、オヤクソクの「弱点」と「ボス・キャラクター」もきちんと用意されています(笑)。さらにおバカ度が増しますけど(笑)。

こういうのがダメな人にはダメな映画だと思いますが、B級ながら90分弱のプログラム・ピクチャーとして、しっかりきちんとなかなかのエンターティンメントに出来ていています。チープでおバカであることに納得が出来る人にはきっと楽しめるのでは。美術もさすが『クリッター』を担当しただけもものがあると思わせるクオリティですし。私はもちろん結構好きな映画です(笑)。

ジョン・マッサリの音楽もチープてポップでケレン味充分で、なかなかいい味を出しています。この人、『ザ・ヒル』とか『地獄の女アンドロイド』とか『ハード・プリズン』など、徹底的にB級映画と縁のあるみたいな方のようですな。オープニングのロックでポップな主題歌はカバーしたくなるぐらいになかなか楽しい曲です。

この映画、6/24にDVDになって出るんですね(笑)。今調べて知りました。いいんでしょうか、こういうのをDVDで出しても(笑)。


【キラークラウン(KILLER KLOWNS FROM OUTER SPACE) 1987年 USA】
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by santapapa | 2006-06-18 23:24 | 洋画一般
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