ガメラ対深海怪獣ジグラ

ガメラ対深海怪獣ジグラ

今の時期、プロ野球では昨年から交流戦と称してセントラル・リーグとパシフィック・リーグのチームが対戦するカードが組まれています。日頃は対戦しないチーム同士の組合せは面白く、「夢の対決」が見られるのも目玉のひとつ。個人的には横浜ベイスターズと日本ハムファイターズの対戦で、ベバリン対セギノールというまるで薬屋対決を見たかった気がします(笑)。いや、名前だけなんですけど。



世界で大地震が相次いで起こった頃、国際海洋動物研究所の海洋学博士である石川洋介(佐伯勇)とトム・ウォーレス(藤山浩二)は密かに海底に潜んでいたジグラ星人の転移四次元装置によって宇宙船内に転送されます。その中にはそのモーターボートに密航していた2人の子供、石川健一(坂上也寸志)とヘレン・ウォレス(グロリア・ゾーナ)もいました。その宇宙船の主は、実は地球から遠く離れた星に住んでいたジグラ星人。ジグラ星人は居住に最適な海と食料になる人間がいる地球を移住先と決めて、科学力の誇示のために東京に大地震を起こし、人類に降伏を迫ります。洋介とトムは謎の女性・女X1号(八並映子)に催眠術をかけられますが、健一とヘレンの機転でジグラ星人の元から脱出します。逃げた洋介とトムらを追って女X1号を地上に送り込むジグラ星人。はたして人類の未来は?そして、ガメラは出てくるのか・・・・・・?

1971年の11月には大映が倒産してしますので、徳間書店の肝いりで再建した時期の大映が作った総集編『宇宙怪獣ガメラ』を除けば昭和時代のガメラ・シリーズとしては最後の作品にあたります。なにせ会社が潰れようかという時期に作られた映画ですので、予算的にも緊縮財政の中、かなり苦戦したのではないかということは充分察せられますなあ。

撮影された場所がタイアップ先だった当時出来たばっかりの鴨川シーワールドなんですが、宇宙人の地球征服がテーマの割にほとんどがそこで展開される話なのであまりスケール感がありません(苦笑)。東京の大地震もテレビ映像みたいなのが映るだけですし。もっともあの『金星人地球を征服』の金星ガニ(メス)も地球を襲ったのは片田舎だったようですし、そう思えば気になりません(笑)。この映画で子供心にドキドキしたのはジグラ星人に操られている八並映子演じる女X1号で、ビキニ姿で鴨川シーワールドに現れたりしたのは、子供の映画に同行するおとうさん向けのサービスだったのでしょうか?(苦笑)

そのジグラ、不幸にして宇宙船をガメラにつぶされて水圧の関係とかで巨大化しますが、ジグラのシャープなデザインがなかなかかっこよかったです。ガメラ系の宇宙人生物は、いかレスラーみたいなのも含めて基本的にデザインがシャープなような気がしますね。巨大化する場面はちょっとナニでしたが(苦笑)、水中を進むシーンなどもかっこいよく見える映像で、当時駄菓子屋で売っていたブロマイドは発色もよく、お気に入りでした。宇宙人なのに深海怪獣だというところは意外に目の付け所が面白いかなとも思いますし、そこにヒントを得てジェームス・キャメロン監督が『アビス』を作ったというのは・・・・・・真っ赤なウソです(苦笑)。


【ガメラ対深海怪獣ジグラ 1971年 日本】
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by santapapa | 2006-05-25 23:21 | 邦画
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