リトル・ショップ・オブ・ホラーズ (1986)

リトルショップ・オブ・ホラーズ

1960年にロジャー・コーマンが製作・監督したホラー・コメディ『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』は、その後オフ・ブロードウェイでミュージカル化されてヒットしたのですが、それを受けてリメイク映画化されたのがこの1986年の『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』。オリジナル版とはまた違った感じでこちらの方も楽しめる映画です。



どや街の小さな花屋ムシュニクで働く青年シーモア・クレルボーン(リック・モラニス)は、何をやっててもトロくてドジばかり。ある皆既日食の日に中国人の花屋にある百日草のところで見つけた不思議な植物を1ドル95セントで買ったシーモアは同僚で憧れの女性・オードリー(エレン・グリーン)の名前からオードリー2と名づけて地下室で育て始めますが、オードリーの提案でオードリー2を花屋に飾ることに。しかしオードリー2はしおれて元気がありません。ところが偶然、シーモアがバラのトゲで指を傷つけたことからオードリー2が血を飲んで元気になるばかりか、その瞬間大きく育っていきます。そればかりか、なんとそのオードリー2は「食わせろ」と英語で喋りだします・・・・・・。

オリジナル版から26年=ほぼ四半世紀経っていますので、骨子を別にすれば作り方も内容もずいぶんと変わっています。一番はなんと言ってもミュージカルになったこと。ポップでメロディが魅力的なナンバーが多く披露されてます。音楽の担当はアラン・メンケン。これまではCMの仕事などをやっていたそうですが、オフ・ブロードウェイでの舞台化に作ったこの音楽が映画化されたことにより名前が知られていきます。その後、1989年の『リトル・マーメイド』を皮切りに『美女と野獣』、『アラジン』、『ポカポンタス』、『ノートルダムの鐘』などと、ディズニーのアニメーションのミュージカル・ナンバーでヒットを飛ばしていることはご存知の通り。

画面も明るくポップな極彩色で、何よりもオードリーJr.からオードリー2になったからか(笑)、オードリー2の造型と動きがなかなか素晴らしく、コミカルでかつ心惹かれるものがあります。歌声もファンキーだし、饒舌すぎるし(笑)。オードリーJr.もあの時代なりの味はあるんですけど(笑)。タカラも版権とってオードリー2のフラワー・ロックとか作らなかったんですかね?(笑) 結末も違うのですが、ラストはなかなかの迫力でした。

オードリーが魅力的でないのと、濃すぎる面子が整理されてかなり少なくなっていたのは残念といえば残念。(人を食う)植物を飾る提案をしたのが花を食う人じゃなくてオードリーになっていましたし。娼婦のエピソードもなくなっていましたしね。そして、もうこの時代だと日本人じゃなくて中国人が神秘なんですね(笑)。


【リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(Little Shop of Horrors) 1986年 USA】
[PR]
by santapapa | 2006-05-21 23:07 | 洋画一般
<< わが谷は緑なりき リトル・ショップ・オブ・ホラー... >>