バタフライはフリー

Butterflies Are free

レオナード・ガーシュの脚本によるラブ・コメディの舞台劇が大ヒットして、それを映画化した作品です。ジルに扮する若きゴールディ・ホーンの魅力たっぷりの映画。



女優を目指す元ヒッピーで気ままな精神の持ち主ジル(ゴールディ・ホーン)はサン・フランシスコの安アパートに引っ越してきます。隣から着替えを覗かれている気配に、ジルはアパートの隣室の青年に会いに行きます。しかし、隣室の青年ドン(エドワード・アルバート)は、目がまったく見えないミュージシャン志望の男で、1ヶ月前からこのアパートで暮らしていたのでした。早くに父を失って母ベイカー(アイリーン・ヘッカート)に女手ひとつで育てられたドンは独立するために、2ヶ月間は絶対に母と会わないという約束です。ドンのギターの弾き語りに感動したジルは彼と恋に落ち、そしてふたりは結ばれます。ところが、翌朝予告無しにドンの母親のベイカーが部屋に入って来たからさあ大変・・・・・・。

アパートの中での出来事を中心とした映像で、見るからに舞台劇の映画化という感じですが、主役のふたり、特にゴールディ・ホーンの眩しいまでの魅力が光っていて、まったく退屈しません。またふたりの演技もいいのですが、母親を演じるアイリーン・ヘッカートの演技も光っています。ラブ・コメディでありながら、ハンディ・キャップのあり方や親子の愛情と恋愛を交錯させてかつ、深刻に見せない脚本がすばらしいのもあるのでしょう。アクションもなく、CGもなく、殺人などの大事件も起こらない映画ですが、今ではなかなか見ることの出来ない、心のほくっとする、そして奥底にずっと残ってくる映画です。


【バタフライはフリー(Butterflies Are free) 1972年 USA】
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by santapapa | 2006-05-15 23:58 | 洋画一般
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