リトルトウキョー殺人課

リトルトウキョー殺人課

映画を通じて地理や歴史や文化を学ぶことは楽しくまた憶えやすいものです。ということで今回は日本文化を学ぶために、『リトルトウキョー殺人課』を見てみました(爆笑)。主演はドルフ・ラングレン、相棒が『燃えよドラゴン』ブルース・リーの忘れ形見のブランドン・リー、そして悪役といえばこの人、ケイリー=ヒロユキ・タガワといったキャストです。



ロス・アンジェルスの日本人街、リトルトウキョー。ここでは麻薬販売のルートを拡張するために「鉄の爪」と言われるジャパニーズ・マフィア=ヤクザが進出してきます。その悪に敢然と立ち向かうのが、ロス・アンジェルス市警察のアジア特捜隊に属するバイオレンスな行動で有名なケナー刑事(ドルフ・ラングレン)。彼は進駐軍の兵士の息子で、日本で育ってニホンゴを喋りブシドーを身につけた、リトルトウキョーにはうってつけの人材。そしてその相棒で、生粋のUSA育ちである日本人のジョニー刑事(ブランドン・リー)のふたり。そして、ケナー刑事と「鉄の爪」のヨシダ(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)の因縁とは・・・・・・。


この映画、時々字幕が出ません。もしかして、字幕が出てないところってニホンゴ?(苦笑) なんとかがんばれば聞き取れないこともありませんが、『戦場のメリークリスマス』のヨノイ大尉以上に聞き取りにくいニホンゴだけに艱難辛苦を授かったような気分です(苦笑)。ぜめて『ドラゴンVS不死身の妖婆』並にニホンゴにも字幕をつけてほしかったなあ。

この映画の主人公ケナー刑事に扮するドルフ・ラングレンは日本で育って日本に詳しいという設定。そしてありがたいことに、USA育ちの日本人刑事ジョニーに対して日本について解説をしてくれます。

曰く、「ヤクザは12世紀から続く武士道をきどっている奴らだ」
曰く、「真のサムライは俳句を読む」
そしてケナー刑事の自宅は和風で部屋の中央には布団のかけてない素の電気炬燵が。そのままスイッチを入れるとケナー刑事は言います。「すぐ暖まる」
また庭に木で作った肥だめが埋めてあると思ったら、なんとそれは風呂だったのでした。
そんな日本好きのケナー刑事が敵の襲撃に備えて棚の中に用意していたものが、なんと手裏剣と十手
そして決戦に向かうケナー刑事は、ハッピを着ると日の丸に「闘魂」と書いたハチマキで殴りこみに(でも最初は刀じゃなくてマシンガンですけど)。

そんなドルフ・ラングレンは前半で車内でブランドン・リーに、「自分の属する文化に無知だな」といいますが、
あんたにだけは絶対言われたくはありません(爆笑)。

前半にジャパニーズ・マフィアに車ごとスクラップにされかけた男が、「”盆栽クラブ”は渡す!」とか、「ヤクザが狙っている”盆栽クラブ”」という描写があるので、てっきりこの”盆栽クラブ”というのは盆栽を隠れ蓑に麻薬の密輸をしているのだと思った私は浅はかです。ジョニーを車に乗せたケナー刑事はリトルトウキョーを走り、ある場所に連れて行きます。

ここが”盆栽クラブ”。日本人の娯楽の殿堂だ。異文化に圧倒されるなよ

・・・・・・圧倒されました(苦笑)

この”盆栽クラブ”ってお酒を飲ませる所謂ナイトクラブだったんですね(苦笑)。しかも「日本人の娯楽の殿堂」の中身が。ポップス・ショーはともかくも、舞台上での女スモウ・ショーや、sushiの女体盛りとか(苦笑)。”盆栽クラブ”、名前に騙されてはいけません。おそるべしです(笑)。

また登場するニホンジンもすごい。警察に捕まったジャパニーズ・ヤクザのひとりは自白させられないように自殺します。その方法が、自分の両手で自らの頭の上下をつかむとひん曲げて首を折るという信じられないやり方です(苦笑)。それを見たケナー刑事、「彼らは名誉のために平気で死ぬ」(苦笑)。

また、物語のカギを握る女性ミナコはヨシダに手篭めにされたことをはかなみ、喉に短刀を突き立てようとします。それを見たニホン通のケナー刑事は「切腹の準備だ」、「(切腹は)女が恥辱を受けた時にやる自殺だ」とジョニーに説明します(苦笑)。もしもし?もしも~~~し?

ヤクザがたむろする暁大衆浴場という今時総木作りの銭湯が出てくるのですが、そこでは当然混浴(苦笑)。スモウレスラーもいたりなんかしてます。きっと邱淑貞(チンミー・ヤウ)に「温泉では日本ではみんな混浴なのよ」と言われたに違いありません(笑)。その後のケナー刑事の狭い庭風呂にも平気で入ってくる女性がいましたし(笑)。

ツッコミ疲れたので今日のところはこの程度にしておいてやりますが、ラストのリトルトウキョーのハロウインのパレード(??)をバックにしたカタナ・バトルと、衝撃のヨシダの最後の場面まで突っ走る映画をお楽しみください(苦笑)。私もまだまだニッポンについて知らないことがたくさんあるんだなあと、認識を新たにさせられました(爆笑)。


【リトルトウキョー殺人課(SHOWDOWN IN LITTLE TOKYO) 1991年 USA】
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by santapapa | 2006-05-11 23:24 | 洋画一般
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