ピーウィーの大冒険

ピーウィーの大冒険

『マーズ・アタック!』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などで知られるティム・バートン監督の長編映画デビュー作品。USAの子供向けテレビ番組で人気があるというキャラクター、ピーウィー・ハーマンの劇場向け映画で、大変明るい作品です(笑)。



ピーウィー・ハーマン(ポール・ルーベンス)は、なりは大人ですが心も行動も無邪気な子供のような人。なぜか毎度何かをするたびに騒動を起こします。ピーウィーが大好きなのは、自慢の赤い自転車に乗ること。ところがその自転車を盗まれたから、さあ大変。警察にも取り合ってもらえず、怪しい占い師に相談したところアラモの果てにあるというご神託が。自転車を探すピーウィーの大冒険が始まります・・・・・・。

ポール・ルーベンスもかつて一騒動起こしていますが(苦笑)、いつも一騒動起こしてしまうピーウィー・ハーマンの映画。身体はオトナ、心はコドモというキャラクターで、現実に近くにいたらちょっとアブナイと思ってしまうかもしれない感じの主人公ですが(苦笑)、確かに目線から子供が親近感を持ちそうな感じで、人気があるというのも頷けます。、向こうのテレビ番組は知らないのですが、子供に人気のある番組だそうです。この映画も基本は子供向けのドタバタ・コメディなので、対象観客層外の大人が真剣に見るには物足りない内容になるとは思います。

そういった所謂キャラクターものの映画ではありますが、映画全体を包む派手な色合いとオモチャ箱をひっくり返したような雰囲気など、後のティム・バートン監督を思わせる片鱗があちこちに見え隠れしています。ピーウィーの家のシカケなんかが特にいいですね。童心に帰ってああいうギミックがほしくなってきます。

ピーウィーがゴジラ対キングギドラの撮影場面に乱入するところは、私的一番の見所です(爆笑)。微妙にパチモンくさいゴジラとキングギドラがとてもいい味を出している(特に吊られているキングギドラ)上に、こだわりと愛を感じるのはやはりティム・バートン監督だからでしょうか。どうせなら「アレ」じゃなくて、ティム・バートン監督版『ゴジラ』が見てみたかったような(笑)。

そして好きなシーンは荒くれ共に捕まって酒場で踊るシーン。「テキーラ」がかかってそれに合わせて踊るのですが、ポップで楽しいシーンで改めて名曲だなあと思います。あと、最後のスパイ映画のシチュエーションはなかなか「わかって」て好きです(笑)。

この映画の音楽を担当したのが、かのダニー・エルフマン。この映画で初顔合わせした2人が、これ以降強力なタッグを組んで、数々の映画を生み出すことになるのは皆さんもご存知の通りです。。ここでは結構派手なオーケストラのアレンジで、映画の全編を覆っています。


【ピーウィーの大冒険(PEE-WEE'S BIG ADVENTURE) 1985年 USA】
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by santapapa | 2006-04-26 20:38 | 洋画一般
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