私の戦争

私の戦争

先日お亡くなりになった黒木和雄監督が2年前の夏に脱稿した著書。岩波ジュニア新書にはジュニアと言いながら充分大人向けの読み応えのある本が多いのですが、これもそのひとつ。

5歳の時の衝撃的な体験から始まり、満州での生活(秋吉敏子と同級生だったそうです)、えびのに移り住んだことと『美しい夏キリシマ』の話、映画監督になるまでと劇映画を撮り始めて『とべない沈黙』、そして『キューバの恋人』についてちょっとだけ。テレビドラマ『かよこ桜の咲く日』がきっかけになって『TOMORROW 明日』や『父と暮らせば』が形作られたことなどが書かれています。

ずいぶんといろんば経験をした中で自己を見つめ、それが映画に反映されている様子がよく判り、特に晩年の3部作の解題の書ともなっています。その中でやはり一本すうっと筋の通った考え方が感じられます。とても読みやすく、映画を見ていない人にも納得できる内容の本です。
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by santapapa | 2006-04-24 22:53 | 映画本
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