スタントウーマン 夢の破片

スタントウーマン 夢の破片

映画撮影の内幕を描いた映画にピーター・オトゥールとスティーヴ・レイルズバックが出た『スタントマン』というのがありました。こちらはタイトルからその香港女性版かと思ったのですが、一筋縄にいかないのが脚本だったりして(苦笑)。許鞍華(アン・ホイ)監督に程小東(チン・シウトン)がアクション監督、主演に楊紫瓊(ミシェル・ヨー)、共演が洪金寶(サモ・ハン・キンポー)だったりするのですけど。



スタントを目指すカン(楊紫瓊/ミシェル・ヨー)は、ピンチ・ヒッターとしてタン(洪金寶/サモ・ハン・キンポー)がチーフをやっているスタント・チームの撮影に参加します。努力と根性でスタントに挑戦するカンは、タンのチームに打ち解けていき、信用を勝ち得ていきます。そんな中、ウエイターをやりつつ実業家として店を出すようになったサム(黄家諾/ジミー・ウォン)はカンに惚れて、カンもサムにほだされていきます。現場を離れてサムの店を切り盛りするようになるカンですが・・・・・・。

普通に考えると、この後スタントを忘れられずにサムと別れて現場に戻るといったストーリーになるのでしょうが、この映画では地回りのヤクザ相手に大立ち回りをするは、タンのチームと黒社会のいざこざに巻き込まれるは、最後は密航で本土に亡命しようとするような映画になっています(苦笑)。サービス精神旺盛なのは判りますが、かなり散漫になった印象は否めません。随所でのブツ切れのような編集のまずさもそれに輪をかけていましたし。また、ラストのNGシーンが痛々しくて、正直入れてほしくなかったです。前半のスタントの話で最後まで押してくれれば面白かったのにと思いましたなあ。

その前半部分では映画撮影の雰囲気がよく伝わってきて、なかなか興味深い映像でした。配役が、現実でもミシェル・ヨーを見出したサモ・ハン・キンポーがチーフをやっているというのがいいですね。また、サモ・ハンの息子役にやんちゃな憎たらしさはなかなかのものです(笑)。実際にいたらぶってますな(笑)。

女性監督ということもあってか、この映画でのミシェル姐さんはアクションはもちろんのこと、特にお美しい姿です。それだけに映画の出来が惜しいなあと思っているのですけど。


【スタントウーマン 夢の破片(阿金/AH-KAM) 1996年 香港】
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by santapapa | 2006-04-22 23:40 | 香港(中国・台湾)映画
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