禁じられた遊び

禁じられた遊び

第二次世界大戦が終結して6年、フランスで作られたモノクロームの映画。私には表現力が無くて多くは語れませんが、すばらしい映画です。



第二次世界大戦初期、1940年6月のフランスの田舎道。ナチス・ドイツの爆撃にあって逃げ惑う人々の中に幼い少女ポーレット(ブリジット・フォッセー)とその両親がいました。ふとしたはずみに逃げた小犬のジョックを追いかけるポーレット。それを助けようとポーレットを追った両親は彼女を抱えて伏せますが、両親は機銃掃射で亡くなってしまいます。亡くなってしまった小犬を川に捨てられて、それを追うポーレット。彷徨うポーレットは牛を追っかけてきた地元農家の少年ミシェル(ジョルジュ・プージュリー)に出会います。ミシェルはポーレットを家に連れ帰ります。ミシェルはドレ家の末っ子で、長男のジョルジュ(ジャック・マラン)が馬に蹴られて重傷を負ったばかり。ドレ家は隣のグーアル家とは犬猿の仲ですが、ミシェルの姉のベルトと(ローレンス・バディ)グーアル家の息子フランシス(アメデ)は恋仲に。ポーレットはミシェルから亡くなった小犬の墓を作ってもらい、その十字架が気に入っていつkしか2人でお墓作りの遊びを始めてしまいます・・・・・・。

心にずっしりと残り、反戦ということも含めて見た後にいろいろと考えさせられる映画です。2人の子役の演技のすばらしさは、もういうまでもないですね。その自然な姿に引き込まれて見入ってしまいます。ラスト・シーンは、一生心に残る映画のひとつですね。

私はカソリック系の幼稚園に通っていましたが、当時は意味もわからずに食事前に「天にまします我らの神よ~アーメン」というお題目を唱えるように「洗脳」されてました(笑)。別にそれが悪いことだとも思ってもいませんけど(笑)。そして、その頃は神というものも、死というものも理解できてなかったと思います。今も神や死を理解できてるかと言われると結構難点はありますが、少なくとも今に比べれば右も左も判らずに白紙の状態だったように思えます。この『禁じられた遊び』も小さい頃に見たのですが、カソリック系の幼稚園に通ったにもかかわらず、親に解説を受けなければ当時は「何が「禁じられた遊び」なのか」が判りませんでした。

改めてこのナルシソ・イエペスによるギターの演奏はすばらしく思います。全編、ギターだけでのサウンドトラックですが、その表現力の豊かさには非の打ち所がありません。映画を見た上ではなおさらです。


【禁じられた遊び(JEUX INTERDITS) 1951年 フランス】
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by santapapa | 2006-04-17 23:58 | 洋画一般
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