女必殺拳 危機一発

女必殺拳 危機一髪

志穂美悦子の初主演作『女必殺拳』に続くシリーズ第二作。全編、スー・シオミのアクションが炸裂するファンにはうれしい1本です。



香港在住で格闘にかけては天才的な娘・李紅竜(志穂美悦子)は、親しい香港の富豪・王渕明(永井秀明)の娘・美麗(田中久子)が誘拐されて、それを探すために日本に飛びます。この事件にかかわっているのは実は背後でダイヤの密輸をやっている大曽根興業という会社。ボスの大曽根一成(室田日出男)は数多くの格闘家を使って紅竜を倒そうとします。姉・白蘭(光川環世)を無残な姿にされて紅竜の怒りの鉄拳が炸裂。そして、謎の男・椿俊輔(倉田保昭)の正体とは・・・・・・。

いやあもう、この志穂美悦子も可憐で精悍でかっこいい!ハートをぐっとわしづかみです。よりによってなんで、長ぶt(以降、数文字削除)。

で賢明なる読者諸君は既にお気づきでしょうけど、ストーリーの文章が斜文字部分の固有名詞を除くとほとんど前回の使い回しです(笑)。当blogの手抜きではありません。なぜかというと、ストーリー自体ほとんど前回の使い回しだからです(笑)。このあたり、無駄を一切省き志穂美悦子のアクションを見せることに専念していると言えましょう(本当か?)。前作から4ヶ月後に劇場公開という、スピルバーグもびっくりの早さで公開された続編というのもあるのかも。今だと王晶監督ばりのフットワークの軽さです(笑)。

そして今回、志穂美悦子をサポートするのは倉田保昭。ここでも前作の千葉真一と共演できず、すれ違いですね。ちなみに倉田保昭先生扮する椿俊輔は、キザにキメながら口笛吹きながら現れたり、「椿俊輔。「あんこ椿は恋の花」の椿だ」と渋く言ったりしますが、脚本のせいか今一歩かっこよくないというか(苦笑)。もちろん、この2人のアクションについても文句なしですが、敵方のレベルがぐんと落ちて格差が大きく、大真面目に作っているにもかかわらず、まるでネタとお笑いで対抗してるかのように見えるのも前作と通じるテイストです。

よって今回の敵も前回に引き続き、なかなかの個性派揃い。本位田猪一郎、鹿二郎、蝶三郎のダンゴ三兄弟。猪鹿蝶ってところが親のネーミング・センスを著しく疑います(笑)。まさか本多猪四郎の親戚というのではないでしょけど(苦笑)。このお笑い三兄弟はそれぞれ背中に「猪」、「鹿」、「蝶」という漢字の入った衣装で暴れまわります(笑)。部下のニンジャがトンボ切るのはポイント高いですね。後の『宇宙からのメッセージ』の宇宙人でさえ、やられたらしっかりトンボ切ってますから日本のニンジャはやっぱりやられたらそこくらいできないと(笑)。その他も「中国拳法 白虎」とか、「モンゴル天空剣 キング・ヘシウス」とか、「自目心流居合 黛虹の介」とか、奇人変人大集合。う~ん、もう食べられないよう、むにゃむにゃ。もちろんいちいち大仰なテロップも、エロいグロいも健在です。そして最後は紅竜と大曽根のラスト・バトルの大空中戦。前作同様、異様に空中での滞空時間が長いです(笑)。その後のエンディングもなんだかデジャヴがぁ(笑)。

音楽は前作に引き続き菊池俊輔ですから、この時代ではぴったりとはまる適役で、今となってはとてもなつかしい感じのする音楽です。一ヶ所、なぜかムソルグスキーの交響詩「禿山の一夜」を使っていますが、その場面でスキンヘッドのキング・セシウスが出ているからでしょうか?(笑)

ということで、えっちゃんファンにはうれしい主演映画でした。そしてこのシリーズは翌年公開の第三作目、『帰ってきた女必殺拳』まで続きます。

しかし、なんでよりによってなんで、長ぶt(以降、数文字削除)。


【女必殺拳 危機一発 1974年 日本】
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by santapapa | 2006-04-12 00:07 | 邦画
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