ウルトラマン

ウルトラマン

現在では『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』という名前で呼ばれているらしいのですが、1977年頃から少しだけ盛り上がった第三次ウルトラ・ブームを受けて、テレビ番組『ウルトラマン』、『長編怪獣映画 ウルトラマン』から12年後に公開された春休み用の劇場映画。初の劇場用『ルパン三世』が今では『ルパン三世 ルパン vs 複製人間』と呼ばれているみたいなものでしょうか。ただしこの『ウルトラマン』は1967年の『長編怪獣映画 ウルトラマン』と同様、テレビ番組放映時の再編集版になっている作品です。



かつてのテレビ番組も多くは16ミリのフィルムで撮られていたりしてたので、それを再編集して一般劇場にかけられるように35ミリにブローアップした作品ですので、映像は劇場では結構アラが目立つものでした。また、昔は小さかったから目立たなかったピアノ線なんかも劇場では結構見えてしまったりして、ちょっと苦笑したものです。しかしテレビの再放送でも見て、なつかしく憶えている話や場面が数多くあって、ノスタルジィに浸ることの出来た映画でもありました。ちなみに学校の友人とつるんで見に行った映画です。

テレビからピックアップしたエピソードは以下のもので、実相寺監督によるウルトラマンは第14話「真珠貝防衛指令」(汐吹き怪獣ガマクジラ)以外は網羅されているそうです。

第15話「恐怖の宇宙線」 二次元怪獣ガヴァドン
第22話「地上破壊工作」 地底怪獣テレスドン
第23話「故郷は地球」  棲星怪獣ジャミラ
第34話「空の贈り物」  メガトン怪獣スカイドン
第35話「怪獣墓場」   亡霊怪獣シーボーズ

これにウルトラマンの回想としてレッドキング、バルタン星人、ゴモラのシーンが少し挿入されていました。脚本のクレジットは先日お亡くなりになった「男どアホウ甲子園」の原作者、佐々木守になっています。 また、『サタデー・ナイト・フィーバー』のヒットも覚めやらぬ時期だったので、ウルトラマンとシーボーズが戦うシーンには「ディスコウルトラマン」という曲が(苦笑)。演奏:ロサンゼルス・ウルトラ・バンドって何やねんって感じですけど(苦笑)。

怪獣を倒す巨大ヒーローの先駆けとしてのウルトラマンの、まだ民生用のビデオもほとんど無い時代の劇場で楽しめる総集編でした。そしてまた、この当時は映画は2本立が普通だったのです。1本目にこの『ウルトラマン』を見てノスタルジィに浸った我々は、同時上映の再編集版ではないウルトラマンの映画を期待してイスに深座りなおしました。


【ウルトラマン(実相寺昭雄監督作品) 1979年 日本】


●次のエントリーに続く●
[PR]
by santapapa | 2006-04-02 22:39 | 邦画
<< 三匹の侍 ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団 >>