ワンダーランド駅で

ワンダーランド駅で

駅の名前の由来にもいろいろとありますが、縁起のいい名前の駅というのはよく話題になったりしますね。かつて、「新日本紀行」で採り上げられたのがきっかけで北海道の「愛国から幸福行き」の切符がブームになったこともありました。



エリン(ホープ・デイヴィス)はボストンの病院に勤める29歳の看護婦。夜勤明けで帰ってきた途端、同棲していた左翼活動家のショーン(フィリップ・シーモア・ホフマン)に別れを告げられます。一方、35歳になる配管工のアラン(アラン・ゲルファント)は、父親のギャンブルによる借金と通い始めた大学の学費のために仕事を続ける傍ら、いつか海洋学者になるために水族館でダイバーのボランティアをしています。そんなふたりは出会うこともなく、ワンダーランド駅を終着駅とするブルーラインで通勤していました。夫を亡くしているエリンの母(ホランド・テイラー)は、勝手に新聞にエリンの名前で恋人募集の広告を出してしまったから、さあ大変。64件もの申込みが留守番電話に入っていて・・・・・・。

運命の2人が出会うまでを描いた映画です。何度となくすれ違った末に出会うといのは『ターンレフト ターンライト』などでもありましたが、同じラヴ・コメディでもあsの映画ほどは笑える感じではなく、シリアス寄りのお話です。

恋愛映画はあまり得意ではなく、また運命論否定派者の私にはちょっと辛口になる映画ですね。後半、エリンとアンドレが出会う場面あたりからはそれなりに面白く見れましたが、前半はひとりよがりで不快な感じの人間が数多く出ていて、見ていてちょっとしんどい感じでした。手持ちのカメラワークが素人っぽく切り返しが遅かったり視点が定まらないのも、前半にあまり好感がもてなかった理由のひとつかもしれません。そういえば別れた左翼活動家の恋人のネコの名がフィデロというのには笑ってしまいましたけど。

音楽は「ディサフィナード」に始まり「波」に終わるといった、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲を中心としたボサ・ノヴァのスタンダード・ナンバーが目白押し。ボサ・ノヴァ好きには割と心地よいサウンド・トラックでした。最も選曲が多分にUSA寄りだったので、ブラジル寄りの『ウーマン・オン・トップ』みたいな感じだともっとよかったんですけど。


【ワンダーランド駅で(NEXT STOP, WONDERLAND) 1998年 USA】
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by santapapa | 2006-03-19 23:55 | 洋画一般
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