アポロ13

アポロ13

ケネディ大統領の声明によって人間を月に着陸させる計画が立案され、NASAによって実行に移されたアポロ計画は、1967年のアポロ1号(不幸な事故がありましたが)から1972年のアポロ17号までの間に多くの成果を挙げました。そして世界中が宇宙に対して目を向けるきっかけのひとつにもなった計画です。アポロ11号が人類で初めて月面に着陸してからアポロ17号までは月面での探索が行われましたが、その中で月面に到達することなく、しかし乗組員全員が無事に帰還できたのがアポロ13号でした。



アポロ11号が初めて月面に到達し、アポロ12号も嵐の海にたったアポロ計画の最中、ベテラン宇宙飛行士のジム・ラベル(トム・ハンクス)のクルーはアポロ14号に乗る予定でしたが、13号のクルーの病気によって急遽アポロ13号に搭乗することになります。ところが着陸船操縦士のケン・マッティングリー(ゲイリー・シニーズ)も病気の疑いで降板、代替要員のジャック・スワイガート(ケヴィン・ベーコン)が参加することになり、ここにフレッド・ヘイズ(ビル・パクストン)と共に3人のクルーが決定しました。アポロ11号の月面着陸の時には熱狂したマス・コミュニーケーションも、12号の成功で関心も下火に。そんな中で1970年4月11日にアポロ13号はケネディ宇宙センターから発射されました。地球の重力圏を突破し順調に月に進むアポロ13号ですが、3日後の地球から32万kmも離れた頃、司令船の液化酸素タンクが突然爆発します。貴重な酸素が流出して、燃料電池の出力も低下してゆき、結果水も不足します。月面着陸の計画も当然継続が不可能な上、地球からも遠い宇宙空間で突如として起こった事故のため、3人の乗組員の生命も絶望的な状況に。そんな中、NASAのフライトディレクターであるジーン・クランツ(エド・ハリス)はアポロ13号の乗組員を地球に生還させるために技術者の力を結集します・・・・・・。

アポロ11号から1年、当時世界中が注目したアポロ13号の事件を映画化したものです。実話の映画化なので見る方は結論が判っているお話なのですが、実に緊迫感が溢れていて、また最後にカタルシスを得ることが出来る映画でした。私にとっても、宇宙や技術者といった好きな要素がちりばめられているのがポイントが高いです。サターンV型ロケットによる発射シーンなんかいろんな映像で見る機会はありますが、それだけでも気持ちが高揚していきますね。また地上管制員たちについつい感情移入してしまうところもあります。歓声を上げる場面などはぐっときました。

アポロ13号の中の場面は基本的に密室だけに、3人の俳優の密度の濃い演技が見られたように思います。絶望的な状況にあってライト・スタッフとして最善を尽くし、迫りくる危機を乗り越える場面に惹かれます。下手くそなドラマみたいに、変に情緒感たっぷりな演出や描写にしなかったところがまたよかったのではないでしょうか。


【アポロ13(APOLLO 13) 1995年 USA】
[PR]
by santapapa | 2006-03-18 14:55 | 洋画一般
<< ワンダーランド駅で 【ラロ・シフリン】 >>