天国にいちばん近い島

天国にいちばん近い島

1966年に2年前のニューカレドニア島への旅行をユーモアで綴った森村桂の初エッセイ、「天国にいちばん近い島」は200万部を越すベストセラーとなったそうです。戦後、間もなくは特別な理由がなければできなかった海外渡航が1964年から持ち出せる外貨に制限はあるものの自由化されたばかり、まだまだ一般的には海外旅行が高嶺の花だった頃です。それから20年、その「天国にいちばん近い島」を原作にして原田知世主演の映画が作られることになります。



主人公・桂木万里(原田知世)はとても16歳の内気な高校生。万里は子供の頃に父(高橋幸宏)から聞かされた南太平洋の「天国にいちばん近い島」というニューカレドニアの話をずっと心に秘めていました。いつか父親と一緒に行きたいと思った夢は突然の父の死で叶わぬことになり、それをきっかけに万里は一度その「天国にいちばん近い島」を訪ねたいと思って母(松尾嘉代)に相談すると、クリスマスの日に発つニューカレドニア・ツアーに参加することにしました。ニューカレドニア島に着いた万里は観光に出かけますがどこかに違和感が。そんな時、日系三世の青年のタロウ・ワタナベ(高柳良一)と出会うことになります・・・・・・。

そもそも原作がエッセイですので、どういう具合に映画化されるのか見る前にはまったく想像がつきませんでしたが、作品は非常に淡々としたものになっていました。ニューカレドニア島の風景は「天国にいちばん近い島」と言われるだけあって南国特有の美しさがあり、前作『時をかける少女』に続き主演を務めた原田知世は初々しさを振りまいています。あまりに淡々としていて後はあまり印象に残っていません(苦笑)。ううう、すみません。

そういえば、後に『四月の魚』で主演を務める高橋幸宏が友情出演として、冒頭にちょっとだけ(でもアップで(笑))出ていましたね。これが映画初出演。あと、タロウの父親役が泉谷しげるでしたっけ?あやしいです(笑)。

ビデオは時々BGV代わりに流していたりしましたが、南国気分に浸れます。ある意味、アイドル映画としては珍しいほど淡々とした映画かも。そしてところどころに感じる独特な情緒は大林宣彦監督ならではのものでしょうか。


【天国にいちばん近い島 1984年 日本】
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by santapapa | 2006-03-08 23:13 | 邦画
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