踊る大紐育

踊る大紐育

外国の国名や地名は、かつては当て字(仮借文字)で漢字を当てていたこともありました。誰が作ったのか、アメリカを米、イギリスを英、フランスを仏、ドイツを独と書くのはその名残で、かつてはそれぞれ、亜米利加、英吉利、仏蘭西、独逸と表記していたそうです。都市名も紐育と書いてニューヨークと読むことになっていたそうです。シカゴは四加五だと思っていたら、市伽古でした(苦笑)。



ニューヨークに寄港して、24時間の休暇をもらったゲイビー(ジーン・ケリー)、チップ(フランク・シナトラ)、オジー(ジュールス・マンシン)の3人の水兵は、仲良く一大都市の観光としゃれ込みます。地下鉄の駅に入った3人はそこで「ミス地下鉄」のポスターを見かけますが、ゲイビーはそのポスターに写っている美女、アイビー・スミス(ヴェラ=エレン)に一目惚れ。3人はアイビーを探しに出かけることにします・・・・・・。

『私を野球につれてって』と同じ時期、同じ主役によるミュージカルの有名な作品です。冒頭に「ニューヨーク・ニューヨーク」はフランク・シナトラもコンサートのメインに据えた代表曲ですし、ヤンキースタジアムでも試合終了後この曲が流れるそうです。その他にも「プレヒストリック・マン」や「メイン・ストリート」など、素敵な曲がたくさん。ミュージカルの音楽は不世出の世界的指揮者であり20世紀に名を残した作曲家でもある『ウエストサイド物語』のレナード・バーンスタインをはじめとして、ロジャー・イーデンスなどが担当。1949年度のアカデミー賞ミュージカル音楽賞に輝いています。

またこれだけのメンバーが揃っているだけに、もちろんダンスも楽しめます。アン・ミラーのタップ・ダンスなんかもセクシーでかっこよく見ごたえ充分。

ストーリーはまあしかたも知れないお話ですが、流れる曲とダンスの楽しさはピカイチです。色彩感も豊かで映画が大きな夢と憬れを持っていた時代に咲いた大輪のひとつでしょうね。


【踊る大紐育(On the Town) 1949年 USA】
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by santapapa | 2006-03-03 20:26 | 洋画一般
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