雀聖2 自摸天后

「みんなでするある」
 「ファンキ~マ~ジャン~」
というのは、かのサディスティック・ミカ・バンドの名曲中の名曲「ファンキー・マージャン」ですが、こちらは英題が「カンフー・マージャン2」。王晶(バリー・ウォン)監督の昨年末の映画、『雀聖2 自摸天后』です・・・・・・って前回と同じネタフリですな。



ファニー(應采兒/チェリー・イン)は大の麻雀好きでしかもかなりの腕前。今日も友人に誘われると料理もほったらかしにして、1人で3卓同時に参加するとどんどんツモりまくります。ところが夫のジョニー(尹子維/テレンス・イン)はそれをあまり快く思っていない様子。ジョニーにぞっこんのファニーは慌てて夫の帰る前に家に戻ると何食わぬ顔で入浴します。そんな時、ジョニーが世話になっているボスで賭場の経営者デモン(姜皓文/キョン・ヒウマン)に韓国からのお客を麻雀でもてなすために夫婦で呼ばれることに。そこにいたデモンの妹カービィ(李思[艸/倍]/リー・チープイ)はジョニーを気に入って誘惑をします。そしてある晩、ついにジョニーは誘惑に負けてカービィと愛し合うようになってしまいます。ファニーと別れるように強要されるジョニー。ジョニーは離婚届を持ってファニーに離婚を申し出ましたが、ジョニーにぞっこんのファニーが承知するはずがありません。ファニーはその場に現れたカービィと、ジョニーを巡って2人麻雀で決着をつけることに。ところが負けてしまい夫と別れ、自暴自棄になってしまったファニーは行きつけのバーで自殺を図ろうとして、それを止めに入ったフェイ(元秋/ユン・チウ)とサイ(元華/ユン・ワー)は・・・・・・。

先月、奇跡的に(笑)日本語版がでてくれた『雀聖(邦題:カンフー麻雀)』の続編。本国でも夏に公開後に年末に続編とは、さすがはバリー・ウォン監督、仕事が速いです(笑)。

続編とは言っても例によってあまり話的につながりはなく、ユン・チウとユン・ワーが出てカンフーがあって、特訓があって、麻雀大会があるのが共通項でしょうか。『雀聖3』が作られたらもはや麻雀のようで麻雀ではない超能力合戦になっていそうで楽しみ怖いですけど(笑)。しかしユン・チウとユン・ワーのコンビ、出てくるだけで面白いです(笑)。今回も正義の味方よろしく、特訓にカンフーにと活躍。

そしてなんと言っても、今回の主人公チェリー・インの魅力を余すことなく伝えているのも、さすがはバリー・ウォン監督、根がスケベなだけあります(笑)。私にとっては1作目よりのこちらの方が、チェリー・イン効果でだんぜん気に入ってます。笑顔やしぐさが魅力のみならず、夫を失った時の演技もまたいいし、看護婦の制服趣味の人にはうれしいシーンもあるかも(笑)。そういえばチェリー・インが勝利を確信したシーン、あれは『食神』でしょうか?(笑) そう言えば脇を固める李蘢怡(ティファニー・リー)もいい味だしてますね。

またその他の登場人物が濃いのもさすがはバリー・ウォン監督、サービス精神旺盛です(笑)。韓国からの客人って、あれ多分チャングムのパロディでしょうし、世界からの麻雀大会の参加者も手ごわい相手ばかり。変な三つ子(変すぎ(笑))や謎のインド人に、怪しいキモノとカツラの日本女性、タイからの参加はトニー・ジャージャーって(爆笑)。あと、前回はでしゃばっていた太った人(笑)は今回の役ではおとなしくしています(笑)。

ストーリーは、夫にぞっこんなのに寝取られちゃったという『我家有一隻河東獅』なんかでもある王道のパターンですが、そこで麻雀で勝負をつけるというのはなんだか集英社の週刊少年漫画誌的ですな(笑)。普通は麻雀で勝負をつけないだろ?普通は?(笑)

そういえば前回は大々的に『大英雄』のテーマ曲が使われていましたが、今回は特訓の場面で『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』のあのテーマ曲が(笑)。『黒薔薇VS黒薔薇』の姉弟子といい、やはりカンフーといったらコレですな(笑)。

ということで1作目よりもお気に入りのこの映画、早く日本でもDVD化してほしいものです。


【雀聖2 自摸天后(Kung Fu Mahjong2) 2005年 香港】
[PR]
by santapapa | 2006-02-28 23:28 | 香港(中国・台湾)映画
<< コクーン ハーイ!ロンドン >>