ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲

タイトルは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』に似ていますが、全然違う映画です。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地争覇』を最後に徐克 (ツイ・ハーク)監督と袂を別った李連杰(リー・リンチェイ)のツイ・ハーク製作による5年ぶりのシリーズ復帰作です。この映画ではツイ・ハークは製作に専念し、監督は洪金寶(サモ・ハン・キンポー)。しかも舞台は西部劇時代のUSA。



西部開拓時代、、新天地アメリカで医局・賓芝林を開く暴牙蘇(陳國邦/チャン・クォクボン)を訪ねて、黄飛鴻(李連杰/リー・リンチェイ)と婚約者の十三姨(關之琳/ロサムンド・クァン)、そして弟子の鬼脚七(熊欣欣/ション・シンシン)は馬車で旅をしていました。途中、ビリー・ザ・キッド(ジェフ・ウルフ)と称するカウボーイと遭遇して乗せた一行が森林で休んでいる時に、突如アメリカン・ネイティブが襲ってきます。馬車に乗ったまま川に転落した十三姨と鬼脚七を助けようとして黄飛鴻は川に飛び込みますが、 その拍子に頭を打って流されしまいます。黄飛鴻を見失った十三姨たちは仕方なく暴牙蘇が開業する居留地に辿り着きますが、なんとそこではは白人たちによる差別が横行していました。一方気絶して川を流された黄飛鴻はアメリカン・ネイティブに助けられます。ところが頭を強く打ったために記憶を失ってしまい、自分が何者なのか判らない状態に。黄飛鴻はアメリカン・ネイティブの中で生活をしていくうちに次第に彼らの中に溶け込んでいきます・・・・・・。

いきなり西部劇の世界にカンフーを放り込むストーリーに、「そう来るか?」と笑いましたがな(笑)。さすがは香港映画。油断ができません(笑)。もちろん、リー・リンチェイ扮する黄飛鴻は地上最強ですから、西部のガンマン相手に生身で立ち向かいます。この悪役連中がまた悪そうな顔なんだ(笑)。しかも役としてビリー・ザ・キッドが共演というのも豪華と言ってもよろしいのでしょうか(笑)。しかもストーリーとしてはネタに困ったときの伝家の宝刀、一時的記憶喪失ものですね。鬼脚七がなんとか黄飛鴻の記憶を呼び戻そうと、いろんな技をかけるアイディアはシリーズを見ている人にはなかなか楽しいネタですけど。でも一番の見所は辮髪で凛々しい黄飛鴻がおさげになってしまうところでしょうか(笑)。はっきりいって似合いません(笑)。

出演者も十三姨のロサムンド・クァンに【『天地争覇』から出たション・シンシンとうれしい配役。サービス精神もツッコミどころも多い、いかにも香港らしい映画ですね。それでも動くリー・リンチェイの黄飛鴻はうれしいものです。また、この後どんどん横道に逸れた作品を作らずにすんだのもよかったのかもしれません(笑)。


【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ 天地風雲(黄飛鴻之西域雄獅/ONCE AOPN A TIME IN CHINA & AMERICA) 1997年 香港】
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by santapapa | 2006-02-22 00:18 | 香港(中国・台湾)映画
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