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サンバーン

サンバーン

サンバーン(SUNBURN)とは日焼けのこと。「さんば~ん ライト ラインバック」(←古すぎ)とかいうコールを思い出すのは適当ではございません。テレビドラマ『地上最強の美女たち!/チャーリーズ・エンジェル』の初代エンジェルのジル役で人気を博したファラ・フォーセット=メジャースが実質主演の、最高に輝いていた頃の映画です。



太陽の照りつける避暑地アカプルコでは、海沿いの酒場に一台の車が飛び込んで炎上、中の男は即死します。保険会社では死亡したソーレンの保険金500万ドルを支払わなければなりませんが、その死因に疑問を持った保険会社は一匹狼の調査員ジェイク(チャールズ・グローディン)に10%の成功報酬で調査を依頼します。ジェイクは人を雇って夫婦を装いソーレンのいた家付近に住み込んで調査をしようと思い立ち、事務所に相方を手配。アカプルコの空港で落ち合います。妻役として雇われたエリー(ファラ・フォーセット=メジャース)は事件に興味津々。ジェイクは同時に古い付き合いの老私立探偵アル・マーカス(アート・カーニー)の手を借りてソーレン家の周辺を探ります・・・・・・。

ストーリー仕立てはB級探偵アクションものですが、とにかくファラ・フォーセット=メジャースの魅力爆発。白いウェット・スーツのジッパーをヘソの当たりまで下ろしたファラ・フォーセットおねーさまのポスターには、とにかくガツンとノックアウトされたものです。役柄も出演映画の中ではテレビ版『チャーリーズ・エンジェル』に一番近い感じですし。この映画では避暑地のアカプルコですから、上記のウェット・スーツや水着姿、ゴージャスなパーティドレスなど眼福もたくさん。ラスト近くではオヤクソクみたいなものですが、車の運転で暴走もしてくれます。闘牛場のシーンには笑いました。

また、『ハリーとトント』でアカデミー主演賞を受賞したアート・カーニーが脇を固めていて、なかなかいい味を出しています。ファラ・フォーセットとディスコで踊るシーンや、大きなくまちゃんのぬいぐるみにアル2世と名前をつけるところなんかほのぼのしていて好きですね。なんだか主演であるはずのチャールズ・グローディンの影が薄いですけど(笑)。

ジョン・キャメロンのフュージョン・タッチのさわやかな音楽もなにげによろしいです。冒頭の日の出のシーンから燃える太陽青い空の避暑地アカプルコにぴったりのドライブ・ミュージックといった感じ。挿入曲もポール・マッカートニー&ウィングスやヒートウェイブ、10CCなどといったツボを心得た選曲で楽しいです。


【サンバーン(SUNBURN) 1979年 USA】
by santapapa | 2006-02-18 23:59 | 洋画一般
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