吸血髑髏船

吸血髑髏船

松竹が『吸血鬼ゴケミドロ』に続く怪奇シリーズ第二弾として制作したホラー映画です。当時、グラビア・アイドルとして大人気だった松岡きっこが双子の一人二役を演じていることでも有名な作品です。



数億円の金塊を積んで太平洋を航行中の貨物船・竜王丸が、突如大海原で顔の焼けただれた男をボスとする5人のならず者たちに襲撃されます。新婚だった船医の西里(西村晃)とその妻・依子(松岡きっこ)を含めて、乗組員は皆殺しにあってしまいます。三年後、海辺教会で敬虔な神父・明石(岡田真澄)の助手をしている冴子(松岡きっこ)は、恋人の望月(入川保則)と海に潜っていたところ、海中で骸骨に遭遇します。恐怖のあまり二人は陸に逃げ帰りますが、それ以来冴子は海を眺めるにつけて、三年前に海で亡くなった双児の姉・依子を想い出すようになりました。ある夜、霧の洋上に謎の貨物船を見た冴子は、とりつかれたようにモーターボートでその貨物船に乗りつけます。無人のその船は三年前に消息を絶った竜王丸。船内には蝙蝠と骸骨しか見当たらず、船長室には航海日誌が残されていて、そこには三年前の事件が記されていました。竜王丸乗組員を虐殺した一味の一人・末次(金子信雄)は、ナイトクラブの支配人をしていましたが、仲間の江尻(内田朝雄)から依子を見たと聞かされて驚きます。そして一味の辻(小池朝雄)が竜王丸の影を海辺で目撃します・・・・・・。

1968年の作品ですが、古い雰囲気を出すためにあえてモノクロームで撮られたこの映画、大きな欠点といえば、時代性もあるのでしょうけどガイコツとコウモリがかわいくて全然怖くないことです(苦笑)。って、ホラー映画でそれはだめじゃん(苦笑)。その代わりと言ってはなんですが、脇役の個性溢れる面子が怖いです(笑)。『吸血鬼ゴケミドロ』と同じような役回りをする金子信雄を始めとして、内田朝雄、小池朝雄、山本紀彦、それに加えて西村晃、岡田真澄といっためちゃめちゃ濃いメンバーが怪演を披露してくれてます。これだけでけっこうお腹いっぱいです(笑)。一応立ち位置から主人公は松岡きっこの恋人の望月役である入川保則のなんでしょうけど、脇役の濃さに完全に負けていてほとんど存在感がありません(笑)。

岡田真澄がインタビュ-で昔は神父になりたかったと言っていますが、ダンディな神父役は実に似合ってました。松岡きっこは当時若者の間で大人気だったというだけあって、セクシーな姿を披露しています。『円楽のプレイボーイ講座12章』のレコード・ジャケットの頃なのでしょうか。岡田真澄も未だに疑問な(笑)、必然性のないサービス・カットもあったりします。そういえば別のシーンで内田朝雄のサービス・カットも(大爆笑)。

で、見終わった後に残った疑問は、どこが吸血だったのかということだったりします(笑)。


【吸血髑髏船 1968年 日本】
[PR]
by santapapa | 2006-02-06 21:21 | 邦画
<< 風雲 ストームライダース 宇宙怪獣ガメラ >>