スーパーガール

SUPERGIRL

クリストファー・リーヴ主演による1978年の映画『スーパーマン』の大ヒットによって続編が次々に作られましたが、その余波もあって『スーパーマン III/電子の要塞』の翌年に同じDCコミックスのタイトルから映画化されたと思われるのがこの『スーパーガール』。



無くなったクリプトン星から逃げ出し、生き残った人々がアルゴ・シティはオメガヘドロンという装置で維持されていました。ところが叔父のゾルター(ピーター・オトゥール)が管理者の元から借りてきたオメガヘドロンをスーパーマンの徒弟であるカーラ(ヘレン・スレイター)が過失でアルゴ・シティの外に飛ばしてしまいます。大変なことになったと思い、カーラは両親の静止を振り切ってオメガヘドロンを追います。オメガヘドロンは地球に落ちるとたまたま黒魔術を使う魔女セレナ(フェイ・ダナウェイ)の手に落ち、セレナはその力に惚れこみ親友ビアンカ(ブレンダ・ヴァッカロ)と共にすばてを我が物にしようと企みます。一方オメガヘドロンを追って地球に着いたカーラはスーパーガールとなり、オメガヘドロンの行方を捜します・・・・・・。

通常DCコミックスが原作だとワーナー・ブラザーズの製作になると思われるのですが、これはなぜかイギリス映画。そのせいか、こんな映画に(苦笑)ピーター・オトゥールが出ていたりします。その他にもスーパーガールの敵役である魔女をフェイ・ダナウェイが渾身の熱演をしたり、ミア・ファローがスーパーガールの母役でちょっと出ていたりして、なにげに脇が豪華な顔ぶれ。

ちなみにテレビ放送された時にスーパーガールの声を石川秀美が当てていて一部では酷評されていましたが(苦笑)、DVDに入っている日本語音声を聴いても、うまいとは全然思いませんがそれなりに悪くは無かったのではと。この声優陣も脇がなにげに豪華で、フェイ・ダナウェイを来宮良子、ピーター・オトゥールを野沢那智、ミア・ファローを小宮和枝、イーサン役のハート・ボックナーを水島裕、ジミー・オルセン役のマーク・マクルーアを古川登志夫が当てているのだそうですね。

でお話とすればこれが蓋をあけてびっくり、さえない男の取り合いが話の中心でした(苦笑)。仮にもスーパー・ヒーロー/ヒロインがそういうことでいいのだろうかと思うのですが、そういう脚本になっちゃっているのですから仕方ありません(苦笑)。もうちょっとなんとかなれば悪くなかった気もするのですが。続編が噂されながら作られなかったのもむべなるかなです。

しかしこの映画はオーディションで選ばれたスーパーガール役のヘレン・スレイターがとても美しく、惚れこんでしまいましたねえ。『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』、『殺したい女』などヘレン・スレイター出演の映画を見ましたが、この映画が一番の魅力を伝えていると思います。それだけに続編が見たかったなあという気持ちもありました。また、最近でも時折リメイクの噂も出るのですが、出ては消えといった感じみたいです。

音楽は巨匠ジェリー・ゴールドスミスで、製作側の意向もあったのかちょっと『スーパーマン』を意識したようなスコアですが、華麗なオーケストレーションが美しいサウンド・トラックです。テーマは日本のテレビ番組にも流用されたりしていますね。


【スーパーガール(SUPERGIRL) 1984年 UK】
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by santapapa | 2006-01-29 23:00 | 洋画一般
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