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マトリックス

マトリックス

大人気を博した『マトリックス』三部作の第一作目。この映画のファンの人も多いと思うので最初に書いておくと、ごめんなさい。私はこの映画が体質に合わなかったクチでした。



ニューヨークのコンピュータ関連企業で働くさえないプログラマーのトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーヴス)には、裏世界ではネオと呼ばれる凄腕のハッカーというもうひとつの顔を持っていました。ある日、トマス=ネオはディスプレイに現れた不思議なメッセージに導かれ、謎の美女トリニティ(キャリー=アン・モス)と出会い、その紹介で謎の人物モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)と会うことになります。モーフィアスが言うには、トーマスが生きている「現実社会」は実はコンピュータが創造した仮想世界で夢をみせられているだけだという真実を告げられます・・・・・・。

ストーリーの骨子は王道というべきお話で、言わば電脳版『火星のジョン・カーター』ですから、後はど面白く見せるかというところですよね。アカデミー視覚効果賞をとった斬新な映像は非常に衝撃的で、後に多くのフォロワー(というかパクリ)を産んだのも頷けます。メイキングを切に見たいと思った映画の1本であったことは間違いありません。

ただ、ワイヤー・アクションについては、それまでにいろいろと飛んでいるのにとんでもないワイヤー・アクション(笑)を色々と見ているので、監督と役者が慣れていたらもっと面白いワイヤー・アクションが見せられたのになあ程度にしか思いませんでした。

で、私の場合、バンダナを頭にかぶせて巻いているのは海賊の子分で、サングラスをしているのはギャングの三下であるという固定観念が根っこにあるので、どうにもネオのあの格好で主人公であることに馴染めなかったという(苦笑)。よくて『MIB』か『ブルース・ブラザーズ』かなと(どっちもサングラスが主人公ですがコメディですがな)。サングラス軍団にするぐらいなら、素顔の方がまだいいかなと勝手に思った私。

また自分的には『スーパーマン』や『バットマン』のように、本来ヒーローたるもの、一般人が見たら「罰ゲーム?」と思うような格好で戦ってくれないことには困ります(笑)。『X-メン』のウルヴァリンはいやがりそうですけど。まあ、正にサングラスについて色眼鏡で見ているに過ぎないんですけどね。ひとつには自分がサングラスが似合わないこともありますが(笑)。


【マトリックス(The Matrix) 1999年 USA】
by santapapa | 2006-01-25 02:44 | 洋画一般
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