天使行動3

『天使行動』『天使行動2』に続くシリーズ第3弾。今回はタイが舞台になります。



タイの空港に降り立ったベトナム人外交官が、謎の侵入者による自爆テロで暗殺されます。事件の背後に大掛かりなテロリスト組織の影をかぎつけたアジア諜報局から、エンジェルの一員、アレックス・フォン(方中信/アレックス・フォン)に新たに放たれた日本人と米国人のスナイパーを探るように指令が下ります。エンジェルの一員、ムーン(李賽鳳/ムーン・リー)はタイの列車の中で日本人スナイパーのユキを倒してすりかわります。ユキに化けてまんまと敵の根城に侵入して信頼を得るものの、仲間のカリーナ(夏雲娜/カリーナ・イサ)から預かった追跡用のペンダントは置いていかざるを得ず、エンジェルの仲間はムーンがどこに行ったのか判らなくなります。一方、フォンは「コンピューター」のあだ名を持つマークと共にタイに飛んで現地で待つエンジャルのキウイと合流、ベトナム大使館で作戦を練ります・・・・・・。

天使行動シリーズのラストを飾る3作目も、もちろんシリーズを通して監督・脚本を担当した女性監督テレサ・ウーによる監督作品。前作から参加したカリーナ・イサが出ているものの、1作目、2作目と活躍した呂少玲(エレイン・ルイ)が出ていないのが寂しいところ。最初インターポールの麻薬捜査班の警部補だったアレックス・フォンはここでは「エンジェル12号」と呼ばれています(笑)。やっぱり転職したんでしょうか?ちなみにカリーナ・イサは「エンジェル21号」だそうです。

ムーン・リーはなぜかラスト・バトルには参加していないものの、キレのいいアクションを何度か見せてくれています。特に敵の屋敷を抜け出す時に白いヌンチャク(赤のラインがオシャレ)で暴れまわるシーンは必見。冒頭では変装してメガネッ娘のあわてんぼさん役をやっていますが、1作目2作目を見ている人間からしたらわざとらしすぎて(笑)。追跡を恐れる敵の用心で小屋の着替えシーンは、絶対サービスのために盛り込んだに違いありません(苦笑)。

いつの間にかエンジェルズに入ってナンバーももらったアレックス・フォンは大暴れ。ムエタイのリングに上がって試合をしたり、ラストでは緊迫した死闘を繰り広げます。エンジェル側の小道具がちょっとアレですが(苦笑)、敵がバイクや大型トレーラーを駆使して物量にものを言わせる攻撃は天使行動を通じての迫力です。しかし、前作『天使行動2』のナイトクラブでは「女とは戦わん」と言っていたんですが、転職を機に宗旨変えしたのでしょうか?(笑)

「コンピューター」のあだ名を持つマーク、話で状況を聞いただけで「ムーンを裸にして調べ上げこっそり根城まで運んで行ったんだ、コンテナで」と見てきたようなことを言うし、試験管に入った液体の色を見てキーボードを打っただけで「アフリカ産の青酸カリよりも有毒なもの」と断定するし、侮れないヤツです(爆笑)。侮れないといえば頭でベトナム人外交官を迎えるタイ空港の軍楽隊は、見た目どう見ても生楽器なのに、演奏して出てくる音はチープなシンセサイザーの打込みの音でした(爆笑)。

ところで謎の黒幕は始末することなく終わったような気がするのですが、どうなんでしょう?(苦笑)


【天使行動3(天使行動III 魔女末日/RETURN OF THE IRON ANGEL) 1989年 香港】
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by santapapa | 2006-01-22 23:05 | 香港(中国・台湾)映画
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