チーム★アメリカ/ワールドポリス

TEAM AMERICA: WORLD POLICE

封切り時に見に行きたいと思いつつ、見ること与わなかった『チーム★アメリカ/ワールドポリス』がDVDで出ていたので、やっと鑑賞いたしましたがな。



華の都パリ。ターバンを巻いた中近東風の怪しげな男たちが現れたところ、そこへ最新兵器で颯爽と登場したのがチーム★アメリカの一行。男たちをテロリストと見るや否や、街中でマシンガンをぶっ放し次々と始末していきますが、同時にエッフェル塔や凱旋門、ルーブル博物館などを巻き込んでことごとく破壊しつくします。彼ら、チーム★アメリカは世界の平和を守るために作られたワールドポリスでUSAのサウス・ダコタ州ブラック・ヒルズのマウント・ラッシュモーアに基地を構え、他人も迷惑も顧みずどこへでも押しかけては乱暴な行動でテロリストを退治するのでした。チーム★アメリカのリーダー、スポッツウッドはブロードウェイ俳優のゲイリーを新しくチーム★アメリカのメンバーに加えて、エジプトでおとり捜査を開始します・・・・・・。

『サウスパーク』のトレイ・パーカーとマット・ストーンがこれまでのアニメーションではなく、『サンダーバード』を思わせる操り人形を使って撮ったスーパー・マリオネーション・ムービーです。と言っても表現方法が変わっただけで、内容は『サウスパーク』の延長上にあります。即ちエログロナンセンスと過激なパロディ満載の映画です。

USAの対外政策をデフォルメしたチーム★アメリカという設定自体がもう爆笑もので、よくぞ作ってくれたという感じ。それに加えて、オサマ・ビン・ラディンや金正日などが出てきて暴れまわります。それ以外にもマイケル・ムーア、アレック・ボールドウィン、マット・デーモン、スーザン・サランドンなどの実在の人物がデフォルメされた形でパロディにされています。このあたり、まさに現代版『渡る世間にツバペッペ!(SPITTING IMAGE)』って感じですが、一貫したストーリー性がある分見やすいかも。

そして映画『サウスパーク 無修正映画版』みたいに半分ミュージカル仕立てになっていて、曲も負けず劣らずすばらしい出来です。歌詞を知らずに聴いたら日頃からついつい口づさんでしまいそうです(笑)。『サウスパーク』好きにはおバカさと勢いも相まってなかなか楽しめる映画でした。

ただ、メイキングを見てるとスタッフがマリオネーションを自画自賛していましたが、失礼ながら人形の操演や扱い等は台湾の衝撃的映画『聖石傳説』遥かに足元にも及ばない出来だけに、こういうものを作るのならもうちょっと勉強してから自賛してほしかったような。スタッフが「アメリカが一番」と思っていたらそれこそあきまへんがな(苦笑)。


【チーム★アメリカ/ワールドポリス(TEAM AMERICA: WORLD POLICE) 2004年 USA】
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by santapapa | 2006-01-17 00:19 | 洋画一般
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