韓城攻略 (邦題:ソウル攻略)

ソウル攻略

昨年の春節映画で、瀬戸早妃も出ているし『東京攻略』の続編ということもあって、昨夏には日本公開されるのではないかと噂のあったこの映画。どうも未だに公開されていないようです(泣)。なんで~?



日本警察のエージェント林貴仁(梁朝偉/トニー・レオン)は、USA政府が3,000万ドルの報奨金を賭けている「アベンジャー」と呼ばれる偽ドル紙幣の原版を手に入れるために香港に潜入します。その先で同じ原版を狙う女怪盗JJ(舒淇/スー・チー)と鉢合わせ。小競り合いになりながら敵に見つかったこともあって協力しながら逃走。結局一枚上手の林貴仁がまんまと原版を手に入れます。原版をUSAの大使館へ持ち込んだ林貴仁はCIA捜査官のオーウェン・リー(任賢齊/リッチー・レン)に一服盛られ、原版を騙し取られてしまいます。原版を追って林貴仁は部下のSAYA(瀬戸早妃)と共に韓国のソウルへと飛び、そこでの部下の文智喜(曹秀鉉)、李允美(趙漢娜)、崔純[臼八](崔汝鎮)を招集して捜索を始めます・・・・・・。

2000年に日本は東京を舞台にした馬楚成(ジングル・マ)監督による『東京攻略』の5年ぶりの続編です。『東京攻略』ではトニー・レオン扮する林貴仁と陳慧琳(ケリー・チャン)、鄭伊健(イーキン・チェン)の3人の主役がそれぞれ活躍するような映画でしたが、今回はその日本で幼少の頃から育った日本警察のエージェント林貴仁(でも日本語はヘタ(爆笑))を主役に据えた映画です。林さん、日本の探偵事務所の頃と同じように多くの有能な美女の部下に慕われながら大活躍。

トニー・レオンとスー・チー、リッチー・レンの共演というとゴージャスな『ゴージャス』を思い出してしまいますが、ちょっと相似のような3人の関係ながら男らしいトニー・レオンに抜け目ない(ようで抜けている)スー・チーに垢抜けて別人のように精悍な(爆笑)リッチー・レンというキャラクターでの関係が、また面白いです。

もちろん主役のトニー・レオンのアクションは見せてくれますし、スー・チーも『クローサー』仕込みのアクションを披露、リッチー・レンも『シルバーホーク』に続いてアクションで活躍。スー・チー対リッチー・レンというレアな対決も見られます。ソウル到着後の地下鉄でのアクションや、ラストの公道を滑走路として使ってセスナで飛び立とうと走るシーンなど、見所もたくさんです。香港でならともかく、相変わらずよそでもムチャやってますなあ(笑)。

今回はまた前作以上に笑えるシーンが多いのもいいですね。「1分後」、「3分後~」みたいなベタなギャグや、リッチー・レンをスシを使って拷問するシーン(笑)、スー・チーのどう見てもスー・チーな男装シーンなども笑えます。温泉でトニー・レオンとリッチー・レンが戦うシーンで謎の歌謡曲風の曲が流れますが、あれもギャグの一環なのでしょうか?(苦笑) ちなみにそのシーンや別のシーンでも水しぶきの撮り方が美しいのもジングル・マ監督ならではでないでしょうか。

音楽はいつもの金培達(ピーター・カム)だと思っていたら韋啓良(トミー・ワイ)でしたね。今回は全編ロック色の強いサウンドトラックで、かっこいいです。思わずサウンドトラック付DVDを買っちゃいましたがな。ただ予告編や公式サイトで使われていた曲は本編では使われていないみたいですね。同じようなモチーフでメロディを変えたものが主旋律として使われています。あとDVDではちょっとだけですが、メイキング映像でのスー・チーがかわいいのでファンにはオススメ。

結構普通に面白いので、ぜひとも日本公開してくれませんかねえ。『トニー・レオンのソウル・レイダーズ』みたいな邦題だったらいやだけど(笑)、それでも公開されたら嬉しいです。それとまた続編を作ってほしいですね。『大阪攻略』なんてどうでしょう?


【ソウル攻略(韓城攻略/SEOUL RAIDERS) 2005年 香港】


追記:何がどうしたのやら、2006年7月7日に『ソウル攻略』というタイトルで発売されました。めでたし、めでたし。
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by santapapa | 2006-01-03 23:47 | 香港(中国・台湾)映画
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