わんわん物語

わんわん物語

今年は戌年ということですので、犬にちなんだ映画は数多くありますが、その中で思い出深いアニメーション作品をひとつ。



1950年代のUSA中部にある都会のクリスマスの夜、ジム・ディアは新妻のダーリングにかわいい牡の子犬をプレゼントしました。ダーリングにレディと名付けられたその子犬は家族の一員となって、春には一人前のおりこうなお嬢さん犬に成長します。一方、同じ都会の片隅では雑種の野良犬トランプが勝手気ままに暮らしていましたが、犬殺し達に捕った仲間を逃そうとしたことで追いかけられて住宅街に迷いこんで、そこでレディと出会います。レディはその頃飼い主夫婦に赤ん坊が産まれるためにだんだん冷たい扱いを受けるようになってきて、ついに翌年の春には飼い主夫婦にかわいい男の子が誕生します。3ヶ月後にジムとダーリング夫婦は旅行することになって、セイラ叔母さんが赤ちゃんを世話することになりますが、彼女が連れてきた二匹のシャム猫は我が物顔でいたずらのし放題。あげくの果てにそれが全部レディのせいにされて、レディは口輪をはめられてしまいます。たまらず家出したレディ下町をさまよっているうちに野良犬に襲われますが、そこにトランプが出現してレディを助けます。友達の犬に口輪をかみ切ってもらったレディはトニーの食堂でデート、レディとトランプは恋するようになります。ところがトランプがニワトリを追っかけまわしたことがきっかけで、レディは野犬収容所へ入れられてしまいます・・・・・・。

以前も何度か書いているように、うちは代々犬系の家系ですので犬には無条件に弱いというDNAが組み込まれているんですよね。だから犬を見ると「くぅ~ん」となってしまうのは、私のせいではなくて仕方が無いことなのです(苦笑)。2歳の頃は自分と同じぐらいの体格で同じぐらいの知能の犬(笑)と一緒に育ち、友達兼ライバルの関係だったそうです(母親談)。その前後ぐらいにリバイバルでこの映画を見たのではないでしょうか。絵本も買ってもらっていて、読んでもらう時には「わんわん」、犬とじゃれたい時には「わんわん」と言っていたみたいで。なんかやっぱり犬と変わらんなあ(笑)。英題『Lady and the Tramp』に『わんわん物語』という邦題をつけたのは正解ではないかと思います。猫で『ニャンニャン物語』なんかだとまた微妙に意味が違ってきそうですが(笑)。逆に『The Story of Bowwow』だと山本恭司がギター持って出てきそうですね(笑)。シルバー・スターズに言及してたらそれはそれで買いそうですが(苦笑)。

主役の名前がレディ(淑女)とトランプ(放浪者)というのもかなり直球勝負の名前でいいです(笑)。アニメーションならではと思うのは終始犬の視点で描かれていて、それがすぐに感情移入できます。擬人化されている部分もあるにもかかわらず、犬の動きがどこを見ても「犬」になっていて、それがとてもいいんですよね。家出したレディとトランプがいきつけの食堂(笑)でスパゲッティでデートするシーン、なんでもないようでとても愛情あふれるシーンで大好きです。なんかね、ええ年こいてちょっと微笑みながら泣けてきちゃいます。あと忘れちゃいけないのがご近所の相談役のじーさん犬で、これがまたいい味出しているんですよ。

中で流れる曲も「ベラ・ノッテ」やワルツの子守唄の「ララルー」、エキゾチックな「シャムネコのうた」など、印象に残る曲が目白押しでした。この映画で歌も歌い声優にも挑戦したペギー・リーを、広く知られるスターにしたことでも知られます。全編映像とぴったりと息の合った音楽がずっと流れているのはこの頃のディズニー映画に共通しますよね。

もう50年も前のアニメーションですが、犬好きでまだ見てない人には太鼓判を押してお薦めします。自分にとっては心の原点で、エバー・グリーンの映画のひとつです。シャムネコ好きの方、ごめんなさい。ここでは主役の引き立てのために悪役になっちゃってます。


【わんわん物語(Lady and the Tramp) 1955年 USA】
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by santapapa | 2006-01-02 23:54 | 洋画一般
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