魔犬ライナー0011変身せよ

魔犬ライナー0011変身せよ

先週の木曜日に知ったのですが、作曲家の山下毅雄氏が11月21日に脳血栓のためにお亡くなりになったそうです。黄桜の「かっぱの歌」は知っている人は多いでしょうし、テレビドラマの『七人の刑事』、『怪盗ラレロ』、『大岡越前』、『鬼平犯科帳』、テレビマンガの『スーパージェッター』、最初の『ルパン三世』、『ガンバの冒険』なども山下毅雄氏の作品で、テレビ番組や映画などを通じて多くの楽曲を世に送り出しました。ご冥福をお祈りします。



その中で印象深い映画が、東映まんが祭りで上映されたSFタッチのまんが映画で、未だビデオ化されていない(なんでだ~~~?)『魔犬ライナー0011変身せよ』です。

1980年、東海道メガロポリスの富士シティに流星雨が降ってから2~3日すぎたある日、富士山麓気象観測所の所員が原因不明の死を遂げるという事件が起こります。警察当局は単なる遭難事故としてかたずけてしまいましたが、ツトム少年(里見京子)の父の林博士(山内雅人)だけは、宇宙人の襲撃であると発表します。しかし誰も博士を信じようとはしませんでした。数日後、博士の邸宅に爆弾が仕かけられました。ツトムの愛犬・クイーン(北浜晴子)と子犬のエース(野沢雅子)、ジャック(松島みのり)、ジョーカー(曽我町子)の四匹の犬は、動物の感でこの爆弾を発見して外に持ち出して博士とツトムを救いますが、大爆発を起こして4匹は犠牲となってしまいました。この爆弾は地球侵略を計るデビル星人のボス・ゴルゴスが、地球襲撃説を唱える林博士の口を閉ざすためにしたことだったのです。愛犬を失って涙を流して悲しむツトムに、林博士は犠牲となった四匹の犬を各種の科学兵器を取りつけたサイボーグ犬として生き返らせることに成功します。一方、博士が生きていることを知ったゴルゴスは・・・・・・。

うちの場合、子供の頃にあまり東映まんが祭などの子供向け映画にあまり連れて行ってもらったことがないので、ことさらにこの映画が印象に残っているのかもしれません。大昔に見て以来なのですが、goo映画のあらすじを読んで少しずつ記憶が蘇ってきました。この当時のSFまんがらしい作風で、小さな子供には未来的な夢のある設定だったように思います。母子4体のサイボーグ犬は確か合体してライナー1号という乗り物にもなったんじゃないでしょうか。子犬3匹のうち、末っ子のジョーカーだけタヌキみたいな(笑)模様でいつも一歩遅れるドジっ子なんですが、危機の時に一生懸命がんばってる姿に見ながら思わず「がんばれ!」と手を握り締めたことは今でも憶えていますね。

なにせ1972年頃は18年後にはサイボーグの実用化はなされているのではないかと思っていたのでしょう。時代設定が1980年になっています。1936年→1954年→1972年という加速度的な科学の発展を考えれば無理からぬことで、私も子供の頃は21世紀(もう21世紀じゃないですか!)には、銀色の服を着ていてエア・カ-とモノレールが主流の乗り物で、食事は丸薬でできているものとばっかり思ってましたがな(苦笑)。また、太平洋ベルト地帯(って言葉は今も通じるんでしょうか?)の発展による沿線の総都市化、東海道メガロポリスとうう設定も当時らしい発想です。

この映画の音楽を山下毅雄がやっているというのを知ったのはもちろん後のことですが、なんとなく印象に残っています。山下毅雄の作曲による主題歌「ゴー!ゴー!ライナー」を歌う笈田敏夫は、当時日本ジャズ界を代表する男性ボーカリストであることを教えてくれたのは両親でした。

いつかDVD化しないかなあと思っている映画です。


東映アニメーション「魔犬ライナー0011変身せよ」紹介ページ


【魔犬ライナー0011変身せよ 1972年 日本】
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by santapapa | 2005-11-28 01:04 | 邦画
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