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レイダース/失われたアーク(聖櫃)

Raiders of the Lost Ark

昔のガキンチョは半ズボンで裏山の中を歩き回って木に登ったり秘密基地を作ったりして、また擦り傷を作ったり道の草を食べて腹を壊したり(←バカでした)したものでした。当時なりたかったものは、宇宙飛行士と機関車の運転手と国語の先生以外だったら、忍者かスパイか冒険家だったですねえ。



第2次大戦勃発直前の1936年、ナチス・ドイツは第三帝国の建造のために、強大な魔力を発揮するといわれる伝説の聖櫃(アーク)を探していました。それを知った連合国側はなんとしでも阻止することを目論んで、大学で考古学を教える傍ら発掘のために冒険をも辞さないインディことインディアナ・ジョーンズ博士(ハリソン・フォード)に、聖櫃を探すことを依頼します。インディは発掘のヒントになると言われるメダルを手に入れようと、恩師の娘であるマリオン(カレン・アレン)に会いますが、早くもナチスの魔の手が伸びてきて2人は襲われてしまいます・・・・・・。

昔から秘境などをテーマにした冒険映画は数ありますが、そのエッセンスを凝縮して現代にふさわしいスピード感を加えた記念すべきエンタティンメント映画です。冒頭、パラマウントのマークが実写の山に重なると、そこから先は既に息をつかせぬ展開。適度にユーモアも入れてアクションの連続、そして最後の大SFX大会までジェットコースターのように進んでいくのが楽しい映画です。ラストについては、初めて見た時には超常現象すぎてちょっと違和感ありましたけど、そういう映画を数多く見るうちに慣れました(笑)。

この作品に影響をうけた映画も数知れず、ここで紹介した映画で思いつくものをちょっと挙げても、『冒険王』『レジェンド 三蔵法師の秘宝』など。ラストの部分だと多分『ヘブン・アンド・アース』あたりも入るでしょう。

主役のインディアナ・ジョーンズに扮したハリソン・フォードは、この映画の4年前に『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役で一躍ブレイクを果たしましたが、ここでの役どころはまさに当り役と言えるでしょう。もちろんハリウッドがこの映画の大ヒットを見逃すはずがなく、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』と2本の続編が作られています。

邦題は直訳というか訳してもいないって感じですが(笑)、当時は「レイダース」とか「アーク」とかなんのことだか判らずに見ていました。

音楽はおなじみジョン・ウィリアムズ。もはやテーマ曲を聴けばインディ・ジョーンズの姿が目に浮かぶようにまで有名になっていますね。


【レイダース/失われたアーク(聖櫃) (RAIDERS OF THE LOST ARK) 1981年 USA】
by santapapa | 2005-11-15 22:49 | 洋画一般
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