聖石傳説

聖石傳説

以前に紹介した台湾の人形劇=布袋戯(プータイシ)の人気番組の映画版が、この『聖石傳説』。映画だけにテレビ版よりもパワー・アップしてすごいことになっています。私はこの映画でハマりました。



400年以上昔の中国・中原の武林では、素還真の命よって葉小叙、剣君、乱世狂刀の三伝人が魔界最強の魔魁と対決、それを捕らえて六大門派の長老に託します。ところが六大門派の長老達は何者かに襲われて、拘束された魔魁を奪われてしまいます。魔魁を奪ったのは非善類と呼ばれる自由に変装できるエイリアンで、彼らは願い事が叶うとされる天問石を手に入れるために奪った魔魁の脳内をスキャンすると、天問石があると思われる地獄谷へ向かいます。一方、素還真は剣の達人である傲笑紅塵の仲介で如冰という娘に会い、非善類の話を聞いて、義弟の青陽子と共に地獄谷へ向かいます・・・・・・。

『聖石傳説 英雄伝』のシリーズのキャラクターが出てくる外伝のような話で、人形劇といいながらそのテンションの高さは半端じゃありません。火薬とCGはテレビ・シリーズよりも確実に200%以上アップ。場面によっては人形劇なのに屋外にいるし(なんか地面に穴掘ったり、池の中に潜って手で人形を操作したとか)。登場人物の内功が放出しまくりです。アクションも冒頭からハイ=テンションのアクションの連続で、100分弱なのに見せ場密度が異様に濃いです。ちなみに原版では120分あって、アクション・シーンももっとあるそう。見、見たいっ!

この映画のポイントは脇役というか敵役の骨皮先生。名前もポイント高いですが、不幸な出来事によるルックスもなかなかです。さすが今作品の最大の敵役らしく、パワー・アップの場面は見ものです。いいなあ、骨皮先生。また、出てくるエイリアンのネーミングが非善類って(笑)。西洋のフードをかぶって鎌を持った悪魔っぽいルックスで極悪の限りを尽くしますが、意外にC調でおもろい連中。科学力や能力の割には弱い気が(笑)。

この映画での主人公は素還真よりも孤高の剣士、傲笑紅塵ですね。映画の公式サイト
 口癖:1.「貴様!…ゆるせん!」
    2.「な……なぜ騙すのだ~?」
とありますが、それだけで真面目一辺倒な性格がよく判ります(笑)。「非善類ははたして悪なのか?」という問いは、彼ならではの実直さを表しています。また素還真の義兄弟・青陽子の琴攻撃は、武侠ではおなじみの「音撃」ですね。義兄を慕って如冰を救うための活躍、泣けます。

火薬やCGのみならず派手さをました効果音がAC-3で、またサウンド・トラックは上海交響楽団の演奏で壮大な感じと緊張感を出しています。しかも主題歌は伍佰(ウーパイ)と音の方も豪華です。

映画の予告編はこちら

人形劇と武侠の両方に興味があるなと思う方には、ぜひ見ていただきたい映画です。


【聖石傳説(聖石傳説/LEGEND OF THE SACRED STONE) 2000年 台湾】
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by santapapa | 2005-11-10 23:05 | 香港(中国・台湾)映画
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