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悪魔のエイリアン SF/人喰いアメーバの恐怖NO.2

BEWARE! THE BLOB

前作『マックィーンの絶対の危機(ピンチ) 人喰いアメーバの恐怖』から13年、あのブロブが帰ってきました。『BEWARE! THE BLOB』、再映時には『SON OF BLOB』(笑)とつけられたこの映画は、今でこそビデオでは『悪魔のエイリアン』というタイトルでDVD化もされずひっそりと陰に潜んでいますが、かつては『SF/人喰いアメーバの恐怖NO.2』というタイトルでテレビでよく放映されていましたのを知っておられる方もいるでしょう。



チェスター・ハージス(ゴッドフリー・ケンブリッジ)は永久凍土から標本を家に持ち帰りましたが、実はその中には凍りついた宇宙からの不定形液体生物=ブロブが入っていました。台所に放置していたところ、自然解凍してしまいブロブが復活。手始めにハージス家の飼い猫が餌食になり、次に妻のマリアン(マーレーン・クラーク)も犠牲に。何も知らないチェスターはテレビを見ていましたが、彼もブロブの犠牲になってしまいます。次々に人を襲いながら大きくなっていくブロブはやがて市街地に出ると、ボーリング場兼スケート場を巨大化しながら襲います・・・・・・。

冒頭はハージス家のネコちゃんのアップから始まります。途中、チェスター・ハージスが家のテレビで見ている映画が『マックィーンの絶対の危機(ピンチ) 人喰いアメーバの恐怖』の一場面(マックイーンが警官に説明してる場面)というのがなんともはや(苦笑)。

被害者は前作よりも派手に食べられちゃいますが、最初のうちはそのほとんどが「志村~!うしろ~!うしろ~!」の世界。そして、食べられ方がなんともわざとらしさを感じるような感じないような(苦笑)。風呂に入っている最中にブロブに襲われて、ストリーキングで逮捕されるおっさんもいるし(笑)。最後の手段もあんな速さでああなるとは思えませんし。

ともあれ、私には全体に前作よりも面白かったですね。ボーリング場兼スケート場での巨大ブロブとのパニック・シーンとラストの場面は、「オチ」という感じにしてもやはり印象的です。このあたりも前作を踏襲しながらより印象的になってますね。目立つ有名俳優は出ていませんが、廉価DVDになってもいい映画だと思うんですがねえ。その際は、ぜひテレビ放映時のタイトルで。


【悪魔のエイリアン SF/人喰いアメーバの恐怖NO.2(BEWARE! THE BLOB/SON OF BLOB) 1971年 USA】
by santapapa | 2005-11-08 00:56 | 洋画一般
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