人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アルナーチャラム 踊るスーパースター

アルナーチャラム~踊るスーパースター~

42年ぶりに日本で公開されたインド映画、『ラジュー出世する』の後を受けて公開された『ムトゥ 踊るマハラジャ』はその内容もさることながら、宣伝も功を奏したのか日本でヒット。それからしばらくはいくらかインド映画も日本で公開されるようになりました。ただ、『ムトゥ 踊るマハラジャ』の影響か、タイトルに「踊る~」がやたらついたり、、『シャー・ルク・カーンのDDLJ/ラブゲット大作戦』なんてタイトルがつけられたりします(苦笑)。そういえば話は違いますが、香港映画で劉嘉玲、梁詠[王其]、劉青雲、古天樂が出ている『絶世好Bra』が日本公開されて、『恋するブラジャー大作戦』になるという噂は本当でしょうか?(苦笑)



タミルナドゥ州の田園地帯に住む大富豪アンマイヤッパン家の長男アルナーチャラム(ラジニカーント)は、その強く正しい行動で地域の人の絶大な信頼を得ていました。その妹の結婚式に遠い親戚としてマドラスから招かれた一家の娘、ヴェーダヴァッリ(サウンダリヤ)は偶然2回もキスをしてしまったり、アルナーチャラムの悪に屈しない行動を見るうちに恋に落ちます。ところが、あることがきっかけでアルナーチャラムは一家の御意見番である祖母(ヴァディヴァッカラシ)から、自分がアンマイヤッパン家の本当の子供ではなく拾われてきた孤児であるという衝撃の事実を告げられます。こっそりを家を後にして大都会のマドラスに出たアルナーチャラムは、偶然2回もひったくりからバッグを取り戻してあげたナンディニ(ランバー)と出会います。職を紹介するという彼女の紹介で、大財閥ミーナクシ社を訪ねたアルナーチャラムは、母の形見の数珠玉をうっかり落としてしまって、それを追いかけているうちに重役会議室へ入り込んでしまいます。その数珠玉を見た重役たちは驚いて・・・・・・。

これぞインド映画といった、明るくご都合主義的なストーリーで、歌あり、踊りありといった作品。見ていて楽しい映画です。ラジニカーントとサウンダリヤが偶然に2回もキスをするのですが、1回目が床に液体がこぼれていてラジニカーントがすべって思わずサウンダリヤにぶつかって唇が重なって・・・・・・。ありえません(笑)。2回目がラジニカーントが登っていたはしごにサウンダリヤが蹴つまずいて、落ちてきたラジニカーントとサウンダリヤにぶつかって唇が重なって・・・・・・。ありえません(笑)。

ストーリーはこの後、ラジニカーント扮するアルナーチャラムが3つの条件を守った上で、30日間で3億円の大金を使い果たさなければいけないハメに陥ります。そのあたりの話運びも結構強引ですが、なかなか面白いですね。

『パダヤッパ いつでも俺はマジだぜ!』でもラジニカーントの恋人&妻を演じた今は亡きサウンダリヤと、そして今回ラジニカーントの秘書役のナンディニを演じるランバーと2大美女の共演です。サウンダリヤのおばあちゃんを演じたモノラマもいい味だしていましたし、アンマイヤッパン家のこわいばーさまを演じていたヴァディヴァッカラシの強力な存在感もなかなかでした。素顔と全然違うのは特殊メイクなんでしょうけど、正直目の前にいたらびびりますね(笑)。


【アルナーチャラム 踊るスーパースター(ARUNACHALAM) 1997年 インド】
by santapapa | 2005-11-04 23:58 | インド映画
<< 聖石傳説 英雄伝 008 皇帝ミッション >>