冒険王

冒険王

昔、少年チャンピオンを出している秋田書店からは月刊冒険王という少年月刊漫画雑誌が出ていました。それとは関係なく、この映画は程小東(チン・シウトン)監督で李連杰(リー・リンチェイ)、金城武、關之琳(ロザムンド・クワン)、楊采[女尼](チャーリー・ヤン)が出た、どこから見ても『インディ・ジョーンズ』にコメディをちょっと足したような(笑)映画です。



1930年代の戦乱の中の中国。冒険王と呼ばれる考古学者のワイ博士(李連杰/リー・リンチェイ)と助手のパオ(金城武)は伝説の経箱とそれに収められていた真経を探すように中国政府から依頼されます。その真経は未来を映し出すことができて、手に入れた者は世界を支配することができるといわれていました。ワイ博士はまず経箱を探すために助手のパオ共々女装して日本大使館のパーティに忍び込み、経箱のありかが記された文書を探します。裏で奈良将軍(關之琳/ロザムンド・クワン)が糸を引く日本軍の面々と争いながら、経箱が激しい情勢に晒されている新聞社にあると判ったことで、2人は新聞社に向かいます・・・・・・。

インディ・ジョーンズを考古学者のワイ博士に、ナチス・ドイツを日本軍に置き換えれば、まんま香港映画版『インディ・ジョーンズ』になります(笑)。そしてそこは香港映画で、B級臭漂う結構トホホなギャグが入ってくるところがまた好事家にはたまりません(笑)。まずは冒頭で大使館のパーティに侵入するリー・リンチェイと金城武の女装(笑)。心なしかリー・リンチェイ、嬉しそうです(笑)。後の場面で名前を訊かれて、「リー・リンチェイだ」とか答えていましたけど(笑)。金城武はドジな助手役を担当していて、新聞社で惚れることになるチャーリー・ヤンの方がよっぽど強そうに思える役柄。ロザムンド・クワンはワイルドな着物の着こなしがたまりませんでした(笑)。ムチ持つとイン檀主みたくなりますが。そういえば部下には日本軍といえばこの人、周比利(ビリー・チョウ)が軍服姿で出ていました。

日本相手ですのでおなじみニンジャも出てきます。あっさり冒険王にやられてしまいますが(笑)。ここでチン・シウトン監督がすごいのが、次の相手に出してきたがスモウ・レスラー2人です(爆笑)。しかも土俵上でもないのに、アイデンティティを持っているためかマワシ姿。意表を突く相手にちょっと苦戦するリー・リンチェイですが、やっつけた時にワイヤー・アクションで飛んでいく2人のスモウ・レスラーは壮観です。あまり他ではワイヤーで飛ぶ相撲取りって見たことないですもんね(笑)。ラスト近くでも炎風味のライト・セイバーによる戦いが意表を突かれましたわな。

聞くところによれば、香港版の『冒険王』は現代も絡めたストーリーなのだとか。見てみたいです。


【冒険王(冒険王/Dr.Wai in The Scripture with No Words) 1996年 香港】
[PR]
by santapapa | 2005-10-16 23:50 | 香港(中国・台湾)映画
<< 王と鳥 ボンベイ >>