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マッスルモンク

マッスルモンク

別名『アンディ・ラウのムキムキ坊主』(ごく一部で)。『アンディ・ラウの麻雀大将』の変化球投手ジョニー・トゥ&ワイ・カーファイ監督とと仕事を選ばないアンディ・ラウによる組み合わせです。



修行僧だったビッグガイ(劉徳華/アンディ・ラウ)は大切な人を失い、他人の前世が見える特殊な能力を持つようになります。僧であることをやめて都会に出たビッグガイは、ストリップショーに出演しながらて破戒の道を歩むようになっています。そんな時、インド人の殺人事件が元で女刑事のリー・フンイー(張柏芝/セシリア・チャン)を出会います。フンイーに惹かれるビッグガイですが、同時に彼は彼女の壮絶な前世を見てしまいます・・・・・・。

仏教的な考えが根本にある作品は全面に出ているものや根底に流れているものなどいろいろとありますが、この映画も輪廻と因果応報が大きなテーマになっています。とはいえ法話を切々と語るような堅苦しい映画をジョニー・トゥさんが作るはずも無く、かなり不思議テイストな作品に(笑)。

まずはアンディ・ラウの特殊スーツによる筋肉ムキムキ姿に唖然となることしばしです(笑)。ふくしま政美の「聖マッスル」も真っ青です(苦笑)。頭もちゃんと剃ってるみたいだし。でもって、向こうの坊さんですので当然のごとく超能力を持っていて、前世が見えるだけでなく格闘技もOKです。なんだか彼らを見るたびに、苦手なのは法事だけのような気がするのは思い過ごしでしょうか。

そしてジョニー・トゥ監督ならではの「なんでここで?」と反応に悩みたくなるギャグと、こだわった映像も。尖沙咀(チムシャチョイ)のバス停での荷物のシーンは、ごつさとびっくりで思わずうむむと唸ってしまいましたがな。きらいではない映画ですが、不思議な映画でしたなあ。


【マッスルモンク(大隻[イ老]/ RUNNING ON KARMA) 2003年 香港】
by santapapa | 2005-10-09 23:49 | 香港(中国・台湾)映画
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