テキサス1の赤いバラ

THE BEST LITTLE WHOREHOUSE IN TEXAS

ホイットニー・ヒュ-ストンが映画に初出演した『ボディガード』で歌った「I Will Always Love You」は、1992年当時大ヒットしました。この曲は1974年に作詞作曲者であるドリー・パートンが歌ってビルボード・カントリー・チャートで1位を記録した名曲です。そして、1982年にもまたドリー・パートンの歌によってビルボード・カントリー・チャートで1位を記録しました。この年に公開されたミュージカル映画『テキサス1の赤いバラ』のヒットに伴うもので、映画もその年の興行収入6位となっています。主演はもちろんドリー・パートンで、共演はバート・レイノルズ。監督は『ファール・プレイ』、『9時から5時まで』のコリン・ヒギンズで、監督第3作目のこの映画が最後の監督作品となってしまいました。



1910年に移転してからずっと、テキサスの田舎町・ギルバート町では親子3代親しまれていた娼館「ニワトリ牧場」。現在はその娼館の元売れっ子のミス・モナ(ドリー・パートン)が取り仕切っています。この町の保安官のエド(バート・レイノルズ)は娼館を取り潰すこともできる立場でしたが、モナに恋していたエドはそんな存在をおとなしく見守っています。そんな時、ヒュ-ストンのテレビで人気を誇る消費者運動家メルビン・P・ソープ(ドム・デルイス)が娼館に目をつけてつぶそうと企みます・・・・・・。

1978年にブロードウェイでもヒットしたカントリー&ウェスタンのミュージカル、「THE BEST LITTLE WHOREHOUSE IN TEXAS」の映画化です。あらすじと英題の通り、娼館がテーマになっているのであまりお上品な映画とは言えませんが(実際一部にボカシもあり(苦笑))、不器用な大人の男と女の恋物語がきゅんとくるミュージカルです。

ドリー・パートンというと、どうもその大きな部分に目が行ってしまいますが(苦笑)、この映画ではその演技、声、顔が最大限に魅力的です。バート・レイノルズ扮する保安官のエドとの口論が感情的になって、ついエドが言ってはならない言葉を言ってしまった時のドリー・パートンの一筋の涙には本当にドキッとさせられます。元々涙腺弱いんで、思わず泣いちゃいそうになっちゃいましたよ。また、ラストで別れを決意して「I Will Always Love You」を歌う場面は、決して朗々と歌い上げるのではなく静かに切々と歌うのですが、その感情と表情が心に染み込んでいくようで、隠れた名場面です。そういう意味でもホイットニー・ヒュ-ストンのバージョンも嫌いではないのですが、このドリー・パートンの歌う「I Will Always Love You」が好きです。

ヒット・ミュージカルだけあって曲もメロディがよく楽しい曲が多く、カントリーを初めて聴いてみようという人にもおすすめです。先の「I Will Always Love You」以外にも「Hard Candy Christmas」なんかは特に美しくて好きな曲ですね。忘れちゃいけないのが、テキサス知事役のチャールズ・ダーニングがおかしな振り付けとともに歌う「Sidestep」。この映画では必見の部分です(笑)。この映画でアカデミー助演男優賞にノミネートされたのも判る気がします。


【テキサス1の赤いバラ(THE BEST LITTLE WHOREHOUSE IN TEXAS) 1982年 USA】
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by santapapa | 2005-09-30 23:57 | 洋画一般
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