キング・コング (1933)

キング・コング

成り行きで続いた猿系映画(?)第三弾。『キング・コング』という題名の映画は何度か作られて、また今年もリメイクされるようですが、これはもう既に70年以上前である、1933年に作られた元祖『キング・コング』です。



猛獣映画を撮ることで有名なカール・デナム監督(ロバート・アームストロング)は世界のあちこちの島で撮影をしていました。今回の撮影旅行には興行も考えて女優の参加を考えていたところ、街でたまたま出会ったアン・ダロウ(フェイ・レイ)をスカウトして船にのせることに。航海の後に濃い霧の中から現れ一行が着いた頭骨(スカル)島の上陸、そこは巨大な生物が生息する恐るべき島だったのです・・・・・・。

名作の名高い『キング・コング』ですが、70年以上前のモノクロの映画だけあってさすがに特殊撮影などはかなりの古さを感じます。しかし、今見ても面白い映画です。ストーリーがしっかり組まれているのと細部にわたって丁寧に作られていることが大きいのでしょうが、映画の中に非常に感情移入しやすく今なおリメイクをしたくなるのはすごく判る気がします。映画自体にすごく力を感じるんですよ。特撮冒険活劇のエンターテインメントとしてもいいし、また文明・人間批判の一面を持ってるとも見ることができる映画です。冒頭なんか、映画監督役を通して映画業界批判とも見れるセリフも(笑)。また、終始「美女と野獣」という言葉にこだわってましたね。

『キング・コング』というので巨大猿(ここでは身長5mの設定だそうです)が出てくるぐらいだろうと思っていたら、南海の孤島だけあって(笑)いろんな恐竜も出てきて活躍しますし。昔は少年マガジンの巻頭カラーは今みたいに美女グラビアじゃなくて、朱黒の2色刷で大伴昌司の図解なんかが載っていたんですが、この『キング・コング』の特殊撮影の解説の回もあったように記憶してます。もうその頃でも映画制作時から30年以上も経っていたのですが、当時としてもなかなか興味深いものがあったからでしょうね。

この映画なんかは、現在は書店売りの500円で買えるDVDで見ることが出来ます。いい時代になったもんです。


ちなみに1967年頃にはこの映画の内容とは違ってキャラクターだけを使った、日米合作のテレビ・アニメーション・シリ-ズ『キングコング』というものがあって、それで『キングコング』という名前に親しんだ人もいるのではないでしょうか。「大きな山をひとまたぎ キングコングがやってきた~」という小林亜星作詞・作曲の主題歌で親しまれていました。また何度かリメイクされていますし、香港でも珍しい特撮映画、『北京原人の逆襲』もこれが元ネタです。


【キング・コング(KING KONG) 1933年 USA】
[PR]
by santapapa | 2005-09-28 23:50 | 洋画一般
<< 阪神タイガース リーグ優勝! 北京原人 Who are you? >>