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サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージック

20世紀のハリウッドの巨匠として知られるひとり、ロバート・ワイズ監督が9月14日に心不全のため、91歳でロス・アンジェルスの病院にでお亡くなりになったそうです。『ウエスト・サイド物語』『スター・トレック』『アンドロメダ・・・』『地球の静止する日』など、何度も見たくなるような心躍るすばらしい映画を多く手がけ、我々を楽しませてくれたことは決して忘れません。



第二次世界大戦前夜の1938年のオーストリア。修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は院長の命によって、トラップ家へ家庭教師としてやって来ました。温かい人柄と大好きな音楽で子供を教えるマリアに、トラップ家の7人の子供は音楽の楽しさをおぼえます。ところが厳格な父親のフォン・トラップ大佐(クリストファー・プラマー)とは意見が合わず、マリアとは度々衝突します。ところがマリアはやがて自分が大佐に惹かれている事に気づきます。オーストリアでもドイツのナチスの勢力が日増しに強くなる中、大佐と男爵夫人(エリノア・パーカー)の再婚話が持ち上がり、マリアは傷心のまま修道院に戻ります・・・・・・。

ミュージカルの中のミュージカルとも言える映画です。ブロードウェイでの大ヒット・ミュージカルの映画化で、今では誰でも知ってるスタンダード・ナンバーがたくさんつまった映画です。「ド・レ・ミの歌」、「エーデルワイス」、「私のお気に入り(My Favorite Things)」など、どこかで耳して、また口ずさんだ歌ではないでしょうか?今から10年、20年経った時に、今流行っている曲のどれだけがスタンダードとして残るのかは判りませんが、これらの曲は時代を超えて残っているのではないかと思っています。

音楽のみならず、欧州山岳部の壮大な風景と歌を含めたジュリー・アンドリュースの魅力もふんだんに見せてくれます。実は3時間近くもある長い映画なのですが、けれん味のかけらも出さずにそれを感じさせないのはさすがです。何度見ても心が洗われるような、私にとってはエバー・グリーンな映画のひとつです。

最後になりまいたが、ロバート・ワイズ監督のご冥福をお祈りします。


【サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC) 1964年 USA】
by santapapa | 2005-09-16 23:56 | 洋画一般
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