アンドリューNDR114

アンドリューNDR114

最近も徐々にロボットの実用化が進んでいますが、まだまだ昔思っていたほどに技術は進歩はしていないみたいです。



近未来のこと、郊外に住んでいるマーティン家は家事用ロボットのNDR114号(ロビン・ウィリアムス)を購入しました。アンドリューと名付けられたロボットは幼いリトル・ミス(ハリー・ケイト・イーゼンバーグ)の友達となって、人間について学びます。やがてリトル・ミス(エンベス・デイヴィディッツ)は成長して結婚して子供もできて、その間ずっとアンドリューとの交流は続いていました。いつか人間のようになりたいと願うアンドリューは自由を求めて旅に出ます。友人となった発明家のルパート(オリヴァー・プラット)からロボットが人間に近づける可能性を教えられ、人間になる決心をします・・・・・・。

ロボット三原則を作り、ロボットSFの第一人者としても知られるアイザック・アシモフ博士が、1976年のアメリカ建国二百周年に合わせて発表した短編、「バイセンテニアル・マン」(二百周年を迎えた男)を原作にした映画です。『聖者の行進』という短編集に収録されています。原作では冒頭にNDR以降の番号が忘れられていることになっていますが、114には何か意味があったりするのでしょうか。ヒューゴー・ガーンスバックの『ラルフ124C41+』が「ONE TO FOR SEE FOR ONE」(未来を見通す人)から来ているみたいな例もあることですし。

家電製品並みに普及したロボットが意思を持ってしまったために人間になりたいというお話は今では珍しくはありませんが、人間というのは結局なんなのだろうと、ちょっと考えさせてくれる作品でした。ロボットであるゆえに4世代の家族を通じて見ることが出来たアンドリューがその半分も生きることもできない人間になろうとするのですが、はたして形から機能から人間とすべて同一にすることが人間になることなのかどうかとも思ったりします。映画としての記号なのかもしれませんが。

と言いながら私にとっては、ファンタジーとして見るにはほのぼのとして微笑んできゅんとする、いい映画でした。


【アンドリューNDR114 (Bicentennial Man) 1999年 USA】
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by santapapa | 2005-08-10 00:26 | 洋画一般
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