ブラック・マスク

ブラック・マスク

正体を隠すために目元を隠す仮面はポピュラーで、仮面舞踏会で用いられたり古いテレビ番組でも「仮面の忍者 赤影」や「遊星仮面」、「リボンの騎士」などで有名です。二○加煎餅(にわかせんぺい)はちょっと違うかもしれんばい。



近未来、ある国で改造手術と洗脳によって生み出された無敵の戦士による701部隊という特殊部隊が秘密裏に作られていました。結局その存在を恐れた政府によって抹殺されたのですが、一部の者は逃れてそのうちの一人、チョイ・チク(李連杰/リー・リンチェイ)は香港の図書館で平凡な暮らしをしていました。その能力を悟られぬために、ドジを踏んではトレイシー(莫文蔚/カレン・モク)を含む同僚のバカにした視線を受ける毎日で、香港警察のシェク警部(劉青雲/ラウ・チンワン)とは囲碁仲間でした。そんなある日、香港でマフィアが何者かに殲滅されて、シェク警部は捜査に乗り出します。警部が部下と共にマフィアの生き残りのキン・カウ(黄秋生/アンソニー・ウォン)の元へ向かったところを、敵の一団が急襲して大ピンチ。そこに黒ずくめの服装に目元をマスクで隠した謎の男=実はチョイ・チクであるブラック・マスクが現れて、信じられない能力でシェクを救います。実は香港を恐怖に陥れている敵は、チョイ・チクが以前にいた701部隊の生き残りで、その仲間に愛弟子だったユーラン(葉芳華/フランソワーズ・イップ)も加わっていることが判ります・・・・・・。

リー・リンチェイが久々に徐克(ツイ・ハーク)の作品に出た映画です。近未来という設定ですが、映像にもストーリーにも音楽(エレキ)にも未来感を感じないのはご愛嬌(笑)。かなり地味な印象です。後のジェームス・キャメロン監督でジェシカ・アルバが主演したテレビ・シリーズ『ダーク・エンジェル』を彷彿とさせるような設定で、こういうのは好きです。

とはいえ、さすがはリー・リンチェイ。アクション場面はさすがとしか言いようがないキレのいい技の連続。途中ハンデを背負ってハラハラさせてくれるし、ラストの地下でのアクションの連続は思わず手を握ります。

で誰しもがツッコミを入れたくなるだろうと思うのは、あのマスク姿(爆笑)。見ようによっては『グリーン・ホーネット』にオマージュを捧げているように思えなくもないですが、良く言って大人になった黒い「まぼろし探偵」かトランプマン(笑)。マスクの素材もロッテのアーモンド・チョコの箱の段になった敷紙みたいです(笑)。見た目にもう少し、なんとかならなかったんでしょうかねえ?(笑)


【ブラック・マスク(黒侠/BLACK MASK) 1996年 香港】
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by santapapa | 2005-08-06 23:43 | 香港(中国・台湾)映画
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