2300年未来への旅

2300年未来への旅

2300年まで、あと295年。とか言いながらこの映画、2274年の話ですけど。



2274年の未来、人々は巨大なドーム都市の中で生活をしていました。そこではマザー・コンピュータが都市を管理していて、人間は30歳になると「新生の儀式」にかけられます。再び生まれ変わるという名目の儀式は、ドーム内での実は人口制御のために行われていました。ドーム都市から逃げる人間はサンドマンという係員が追跡して殺すことになっています。そのサンドマンの一人であるローガン(マイケル・ヨーク)は26歳を迎えていました。ローガンはマザー・コンピュータに逃亡者組織への探入を命じられますが、その時に余命の年月を削られます。逃亡を決心したローガンは知り合ったジェシカ(ジェニー・アガター)を訪ねます・・・・・・。

1976年の作品ですので、あの『スター・ウォーズ』前夜の映画です。この頃のSF映画としては標準的な特殊撮影になっています。今見るとアレやらコレやらかなりしょぼい感じになっているのはおなぐさみ(あのロボットはちょっと(苦笑))。なんとなく全編を通して、映画公開の6年前に行われた日本万国博覧会のイメージとかなり重なる部分があります。ある意味、当時の未来観のステレオタイプでもあるといえるでしょうか。

お話としても当時のSFらしい王道のストーリーです。『華氏451』なんかにも通じるところがありますね。結末も多分予測がつく人が多いと思いますので、安心して見られる当時らしいSF映画といえるかもしれません。

USAで公開された頃、SFマガジンの紹介では原題の『LOGAN'S RUN』から『ローガンの逃亡(仮題)』となっていたように記憶していますが、それが『2300年未来への旅』というタイトルになったのは、当時はSF映画には「宇宙」とか「惑星」とか未来の年号、もしくはズバリ「SF」と入れて、SFであることを判らせたかったという意図があったのかもしれません。あまり感心しないタイトルですが(笑)。とりあえず、「未来への旅」じゃないし(笑)。

そういえばジェニー・アガターのサービス・ショットあり、テレビ版『チャーリーズ・エンジェル』のレギュラーになったばかりのファラ・フォーセットが脇役で出ていたりというような楽しみもあります。

音楽は巨匠ジェリー・ゴールドスミス。盛り上げるべきところを盛り上げる、きっちりとしたいい仕事だと思わせます。


【2300年未来への旅(LOGAN'S RUN) 1976年 USA】
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by santapapa | 2005-06-26 23:47 | 洋画一般
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