スターマン

スターマン

1984年、ジョン・カーペンター監督による、SF仕立ての宇宙から来たものの行動を描くロマンス・ファンタジーです。



宇宙の彼方から飛来した謎の宇宙船は大気圏に突入。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)では夜中にその宇宙船を捕捉して迎撃します。攻撃された宇宙船はウィスコンシンの山中に墜落します。その中から出てきた輝く謎の物体はひとしきり彷徨うと、一軒の家に侵入。そこには夫のスコットを亡くしたジェニー・ヘイデン(カレン・アレン)が一人で住んでいて、まさに就寝中でした。謎の物体はアルバムをめくるとそこに今は亡きスコットの写真と遺髪を見つけると、そのDNAを解析して変態を始めます。物音に起きたジェニーが居間に行くと、今まさに横たわった赤ん坊が見る見る大きくなって亡くなった夫のスコット(ジェフ・ブリッジス)と瓜二つの姿に。驚いたジェニーは男に銃を向け車で逃げ出そうとしますが、男も同乗してアリゾナへ向かわせます。一方政府も行方不明の宇宙人を探し出し、拉致しようと計画。ラジオのニュースで男が宇宙人ではないかと気づいたジェニーは、運転する車の中からなんとか助けを呼ぼうとしますが・・・・・・。

題名がなんともアレですが、日本の副題が『愛・宇宙はるかに』というちょっと赤面しそうなもの。まあ、確かに愛とヒューマニズムがテーマになっていますけど。愛情を中心とした大人版『E.T.』という評もあながち外れてはいません。SFとはいいながら、私はジェニーが主人公のウィスコンシンからアリゾナへのロード・ムービーである風に捕らえました。

ジェニーを演じるカレン・アレンが、複雑な位置におかれながら、悩み心動かされる役柄を巧みに演じています。ジェフ・ブリッジスがこの作品で、カルチャー・ギャップに戸惑う宇宙人役としてアカデミー主演男優賞候補になったそうですが、私にはカレン・アレンの演技がとても心に残りましたね。

宇宙人が地球にやってきた理由が次第に明らかになってきますが、目新しいものはないものの、充分納得がいきます。冒頭、「サティスファクション」が流れる理由も判りました。地球人ってひどいですね(笑)。サンタクロース追跡プログラムで有名な(笑)北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)も出てきます。

この映画は海の向こうでは好評だったらしく、後に続編がテレビ・シリーズ化されて、テレビ・ムービーとしても『スターマン2/リターン』、『スターマン3』が作られたそうです。

インパクトや大感動はありませんが、それなりにほっとするような映画でこういうのも結構好きです。ただジョン・カーペンター監督の映画ということで、最初はスコットの姿をした宇宙人がいつパックリ割れるかと思って、ビクビクしてたもので(笑)。


【スターマン(Starman) 1984年 USA】
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by santapapa | 2005-06-19 21:16 | 洋画一般
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