欲望の街 古惑仔I 銅鑼湾の疾風

欲望の街~古惑仔 I・銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風

1990年代半ばに鄭伊健(イーキン・チェン)主演で、瞬く間に人気シリーズとなった『古惑仔』の第一作目です。



香港・銅鑼湾(コーズウェイベイ)の新興住宅地に巣食うチンピラたちのリーダーであるナン(イーキン・チェン)は、サンカイ(陳小春/チャン・シウチョン)、チョウパン(朱永棠/ジェイソン・チュー)とその弟ポウパン(林曉峰/ジェリー・ラム)、イー(謝天華/マイケル・ツェー)らと共にいつもつるんでは青春を謳歌しています。彼らは同時に洪興社の幹部B(呉志雄/ン・チーホン)の舎弟をしていました。そんなある日、洪興社の組長チャン(任達華/サイモン・ヤム)がマカオを仕切るボスを殺すように指令を出し、5人は現地に向かいます。前日の女遊びで遅刻したサンカイを残して、4人で襲撃を決行しようとした時、実は罠にかけられていた4人は易々と逆襲にあってしまいます。チョウパンは殺され、ナンは捕らえられて薬を飲まされた上に、サンカイの彼女と寝ているビデオを撮られてしまいます・・・・・・。

原作は香港でベストセラーになった漫画「古惑仔」だそうです。映画の途中でも何度かその漫画のシーンと実写シーンを重ね合わせた部分が出てきます。原作を読んだこともないのでその部分だけで判断する限り、非常に原作にイメージが近いなあという感じです。お話としては男の仁義と友情の世界が全編に拡がる物語です。ありがちですが、登場人物が魅力的なこともあって、非常に感情移入がしやすい映画です。

イーキン・チェン演じるナンは、気さくだけどあまりうわっついたところがない、年の割に落ち着いた頼れるアニキといった感じ。5人のリーダー役というのも納得です。イーキン・チェンの役柄にまさにぴったりではないでしょうか。私も「おまえら、ああいう男になりたいか?」と聞かれたら、「・・・・・・なりたい・・・・・・」と答えるでしょう(笑)。脇を固めるメンバーも、サンカイ役のチャン・シウチョンを始めとして、それぞれの個性が描かれていて魅力的ですね。敵役のカンを演じた呉鎮宇(ン・ジャンユー)も堂々としたワルぶりが堂に入ってました。

街中で手カメラの揺れを多用したり、部分部分では青い色を強調したりと、監督兼撮影の劉偉強(アンドリュー・ラウ)の独特の画風が、強く印象に残るのも特徴でした。


【欲望の街 古惑仔I 銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風(古惑仔之人在江湖/Young and Dangerous1) 1995年 香港】


[古惑仔シリーズ]

欲望の街 古惑仔I 銅鑼湾の疾風
欲望の街 古惑仔II 台湾立志伝
新・欲望の街 I/古惑仔III 疾風、再び
新・欲望の街II 古惑仔IV/'97古惑仔・最終章
古惑仔5之龍争虎門
狼たちの伝説 亜州黒社会戦争


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by santapapa | 2005-06-01 00:03 | 香港(中国・台湾)映画
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