砂の惑星

砂の惑星

ながいながいすなのほしのおはなし。



遥か未来の人類が恒星間を自由に行き来してる時代に、広大な大帝国を築き上げていました。皇帝シャッダム4世(ホセ・フェラー)が支配する時代、その中でデューン砂の惑星として知られるアラキスでは、メランジという特殊なスパイスが宇宙の中で唯一産出されている星でした。公爵のレト・アトレイデス(ユルゲン・プロホノフ)はアラキスに赴きますが、仇敵ハルコネン男爵(ケネス・マクミラン)の謀に遭って死ぬことになり、レトの側妻であるジェシカ(フランセスカ・アニス)とその息子のポール(カイル・マクラクラン)は惑星アラキスの砂漠の中に逃げ込みます。砂漠の民フレーメンと巨大な砂虫(サンド・ウォーム)がいるといわれる砂漠に・・・・・・。

原作は1960年代のフランク・ハーバートのライフワークでもある大河SF「デューン 砂の惑星」です。この小説は後に「デューン 砂漠の救世主」、「デューン 砂丘の子供たち」、「デューン 砂漠の神皇帝」、「デューン 砂漠の異端者」、「デューン 砂丘の大聖堂」と続編が書かれて、死後も息子のブライアン・ハーバートに受け継がれています。邦訳がハヤカワSF文庫で出た当初はカバー絵とカラー口絵と挿絵が石森章太郎(後の石ノ森章太郎)で人気がありました(当時の白背表紙のハヤカワSF文庫では表紙の他にカラー口絵と挿絵がついていて、例えばC.L.ムーアのノースウエスト・スミス・シリーズでは松本零士などのSF系のマンガ家が挿絵を描いてたりしました)。

この「デューン 砂の惑星」だけでも厚めの文庫にして全4冊という大長編。巻末に用語集までついていましたよね。これを1本の映画にしようと思うこと自体が多分間違いで、はたしてその危惧は当たってしまったような(苦笑)。紙芝居とスポーツ・ニュースの「今日のホームラン」みたいな中間ダイジェストでストーリーの解説を差し挟んでいますが、ぎゅうぎゅう詰め込むために無理した感しか残らない感じでした。それだけ圧縮しても全編が137分あります。なんだか監督が本当に意図した本編は270分あるとか、10年後のディレクターズカット版ブームの時に190分版がテレビ用に公開された(監督のデビッド・リンチはこの編集が気に食わなかったそうで、例によってアラン・スミシー監督名義になっているそうです(笑))だとかあるようですが、そちらはもうおなかいっぱいで見ていません(苦笑)。
 
デビッド・リンチ監督の映像と音楽に対する趣味丸出しのこだわりは相当なもので、きらいではありませんが、多分にある種のフェティシズムを強く感じさせますよね。かなり好ききらいが分かれると思います。ブライアン・イーノ(最近の人にはウィンドウズ95の起動音の作曲者と言えばいいでしょうか?(笑))とTOTOが音楽担当というのも当時話題になりました。カイル・マクラクランはこの映画でデビュー、ショーン・ヤングやスティングも出ていました。

ちなみにフランク・ハーバートの「鞭打たれる星」を映画化するなんて話はないでしょうかねえ?(笑)


【砂の惑星(Dune) 1984年 USA】
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by santapapa | 2005-05-29 22:26 | 洋画一般
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