SF/ボディ・スナッチャー

SF/ボディ・スナッチャー

ジャック・フィニイのSF、「盗まれた街」はこれまでに3度、映画化されています。1956年の『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』、設定を借りた1993年の『ボディ・スナッチャーズ』、そして1978年のこの『SF/ボディ・スナッチャー』です。



サンフランシスコの公衆衛生調査官であるマシュー(ドナルド・サザーランド)は、同僚のエリザベス(ブルック・アダムス)から、彼女の恋人で歯科医のジェフ(アート・ヒンドル)の様子がおかしく、以前の彼とは別人のようだという相談を受けます。マシューは気のせいだと言って慰めますが、翌日またエリザベスが駆け込んできて、ジェフが知らない人たちと共に人とは思えない無感情な表情で話しているところを見たと訴えます。マシューが知合いの精神病理学者デイビッド(レナード・ニモイ)のところにエリザベスを連れて行くと、そこでは驚くべきことに同じような「患者」が殺到している状況でした。そんなある日、マシューの友人のジャック(ジェフ・ゴールドブラム)の店で、不思議な物体が発見されたという連絡が入ります・・・・・・。

タイトルに「SF」とついているところに時代を感じますが、それ以上に、昔はなんだか「ボディ・スナッチャー」という名前が深夜放送の通信販売の健康器具かなんかの名前に思えました。

 「ヘイ!ボブ!何してるんだ?」
 「オレかい?最近ちょっと運動不足でねえ」
 「だったら、これ使ってみなよ。ボディ・スナッチャー」
 「ボディ・スナッチャー!?」(複数の声で)
 「ひ弱だったボクが、1日わずか5分のボディ・スナッチャーでこんなにモテモテ(死語)に。頑固な汚れも軽くふき取るだけですっきり。手の届かないところの枝も斬ることができるんだ。今なら布団圧縮袋5枚をつけてこの価格!」

なんだか判りませんが、こんな感じのTVCMってありませんでしょうか?

それはさておき、あなたの知らない間に身近な人が「別の何者か」に入れ替わってしまっっているというこのテーマ。じわじわと恐怖が迫ってきます。『宇宙戦争』のように、宇宙人が武器を持って派手に攻めてくるのとはまた違った怖さがありますね。

それと映画で出てくる「繭」の造形です。巨大なオクラの中のような、ぬちゃぬちゃぐちゃぐちゃした感じはまたなんともいえない不気味さをかもし出しています(Wet&Messy系ファンを除く)。それに加えて、元祖人面犬の登場の仕方や、あのラスト・シーンと、心臓が弱い私にはかなり恐怖した映画でした。

ということで、『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』と『ボディ・スナッチャーズ』(複数形ってことはより怖い?)は見ていません。


【SF/ボディ・スナッチャー (Invasion of the Body Snatchers) 1978年 USA】
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by santapapa | 2005-05-24 23:23 | 洋画一般
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