恐竜100万年

恐竜100万年

私もそれほど長生きしている訳ではないのでよく憶えてはいませんが、約6,500万年前・白亜期の末に恐竜が滅亡し、その後、約500万年前の類人猿と別れて進化した人類が誕生したと言われているそうです。



はるか昔の原始時代、人類が少数の部族に別れて散在してまだお互いの存在を知らない頃、人はその知恵で凶暴な動物と戦い、強いものが勝つという掟の中で生き抜いていました。活火山のふもとの洞穴に住むアクホバ(ロバート・ブラウン)を長とする部族にいたトゥマク(ジョン・リチャードソン)は、アクホバの次男でありながら食物のことで喧嘩になり追放されてしまいます。巨大イグアナや巨大グモや恐竜などの危険に出会いながら放浪の旅をするトゥマクは偶然出会ったロアナ(ラクエル・ウェルチ)という娘のいる優れた海辺の部族に助けられて、その仲間として迎い入れられます・・・・・・。

40年近く前の作品で、今の眼から見ると特撮(特に前半)はしょぼいのでしょうし、そもそも恐竜と人類は一緒にいた頃はなかったのですが、小さい頃はワクワクしながら見た映画です。昔はクラスに1人は恐竜に詳しい恐竜博士がいたのではないでしょうか?

見どころのひとつは、レイ・ハリーハウゼンの特殊撮影。彼ならではの職人芸が堪能できます。モデルをコマ撮りするストップ・モーションと役者が演技している実写の映像をあわせたダイナメーションのファンである人も多いはずです。恐竜が銛を刺されて息づかいを死ながら息絶えるとか、恐竜同士の戦いなど、ひとつひとつの映像が実に丁寧な積み重ねで作られていました。

もうひとつの見どころは、なんと言ってもセクシーな魅力大爆発のラクエル・ウェルチではないでしょうか。あの衣装にするために、わざわざ原始時代の人類という設定にしたのではないのかと思うぐらいです(笑)。ハヤカワ文庫の武部本一郎画伯の描くペルシダー・シリーズの表紙みたいな感じで、大変な眼福でした。

そういえば冒頭のナレーション以外、英語がまったくない(原始語のみ)映画でしたね。音楽と効果音は入っているものの、サイレント時代さながらの、映像だけで話運びを見せる映画でもありました。


【恐竜100万年(One Million Years B.C.) 1966年 UK=USA】
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by santapapa | 2005-05-12 00:51 | 洋画一般
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