がんばれ!ベアーズ

The Bad News Bears

鼻をたらしていたガキんちょの頃、晴れた日にはよく河原に友人たちとバットとグローブを持って行き、陽が暮れるまで遊んだものでした。夕飯の時間を忘れて親に怒られることもしばしば。あの頃の太陽と風は、今も心の中に存在しています。



飲ん兵衛でプール清掃人のモリス・バターメーカー(ウォルター・マッソー)は、市会議員のホワイトウッド(ベン・ピアザ)の依頼で地元の少年野球リーグに属するベアーズのコーチを依頼されます。モリスはかつて、サンフランシスコ・ジャイアンツの二軍で投げていた頃、テッド・ウィリアムスを三振に獲ったということが唯一の思い出ですが、野球好きの血は抑えられずコーチを引き受けることになります。ところがこのベアーズのメンバーはホワイトウッドの息子に、近眼のピッチャ-、肥満のキャッチャー、英語の通じないメキシコ人の兄弟などがいますが、誰一人野球の素養がない感じでした。はたせるかな、地元の少年野球リーグ最強のヤンキースとの初試合では26点を取られて手も足も出ず、モリスはたまりかねて放棄試合にしてしまいます。ホワイトウッドはこれを見てすぐさまベアーズを解散しようとしますが、逆に闘志をかきたてられたモリスは、野球を教えていたかつての恋人の娘のアマンダ(テイタム・オニール)と、不良少年ケリー・リーク(ジャッキー・アール・ヘイリー)をチームに加入させます・・・・・・。

この映画の大ヒットで後に続編も作られた少年野球映画です。個性派ぞろいのダメダメ・チームがやがてだんだんと強くなっていって・・・・・・、というのは映画の王道ですが、その中でも自分には特に愛すべき作品です。

小さい頃のテイタム・オニールをはじめ、子供の生き生きとした表情と動きがさわやかな映画です。それぞれのちょっとデフォルメした個性の出し方がうまい作品ですね。彼らの気持ちが一丸になったりバラバラになったりしながら、試合をやっていくのを見ながら本当に感情移入しちゃいました。

映画の中ではビゼーの歌劇『カルメン』の闘牛士の曲がまたいい雰囲気を出しています。これが実にぴったりなんですよ。気がつくと心の中でエンドレスで鳴っていたりします(笑)。


【がんばれ!ベアーズ(The Bad News Bears) 1976年 USA】
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by santapapa | 2005-04-30 23:57 | 洋画一般
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